田起こしのときに散布した肥料がそろそろなくなってきます
田植え前の耕起のときに田んぼに元肥(もとごえ)を入れてイネの茎や葉っぱを成長させてきましたが、この頃になると肥料は無くなってきます。茎の中に穂ができ始めるころから、葉の色が淡くなってくるので、穂の数や茎の中の籾数を増やしたり、実るまでちょうど良い葉の色を保たせるため、出穂(穂が出ること)の20~25日前ころにチッソ、リン酸とカリ肥料を生育に合わせて加減しながらあたえます。
この時期は、稲にとって栄養成長という稲の身体を作る成長から、生殖成長という穂を付けて実をを大きくしていく成長期間との切り替わりの時期にあたります。これからは美味しいお米の粒を増やしたり、粒を大きくしたり、お米の密度をしっかり作り上げていく大切な栄養分を与えるのです。
いよいよ美味しいお米を作るために栄養が使われます
通常、肥料を与えると稲はその栄養によって身体を大きくしようとします。しかし稲は大きくなりすぎると節が伸びすぎて「倒伏」という節が伸びすぎたために茎もとから折れる現象が起きます。この時期に肥料を与えるのは、肥料をやっても稲の茎が伸びずに、お米をつくるための栄養に消費されていく時期だからこそできる肥料なのです。おいしいお米を着くには非常に大切な肥料ということになります。
お米の粒をふやすこと、お米の粒を大きくすることを目的として収穫量を確保するために行います。このとき肥料の量が多過ぎるとイネの長さが伸びすぎて倒伏したり、品質の劣化、食味の低下につながります。
※はえぬき、ササニシキ、ひとめぼれは庄内地方では8月上旬に出穂期を迎えます。
日本穀物検定協会による平成27年産米食味ランキングでは、山形県産の「つや姫」「ひとめぼれ」「はえぬき」の3銘柄すべてが、最上級の「特A」の評価を得ました。 このランキングは、全国の産地品種を対象に「外観」「香り」「味」「粘り」「硬さ」などを総合評価したものです。 やまがたの米はどの品種も基準米より特に良好で、生産者の技術力も含め、あらためて山形県が良食味米の産地であることが証明されました。
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