お米作りは「苗半作」といわれています
庄内平野では、5月10日ころから、生産者の人たちは春作業のいちばん忙しない時期です。田植え機の軽快な音がひびきわたります。このころに田植えされた田んぼでは、実りの条件に最も適した8月10日ころに穂が出そろいます。
田植え機で植えるのに適した稚苗は本葉が2.5枚くらいのころの苗で、長さが12センチメートルくらいです。植える苗の数は、土の性質や品種のちがいで少し異なりますが、平均すると1平方メートル当たり22株で、1株に5~6本くらいまとめて植えます
葉令とは葉っぱの数のことをいいます。2.5葉になり長さは12cmほど、田植え出来るまで生育しました。今週末くらいから庄内平野では田植えが始まり田んぼはいつになく賑やかな光景になります。
お米作りでは「苗半作」とよく言います。しっかりした「良い苗」を作ることはお米作りの基本だということをいっています。良い苗は良い素質を備えているので田植えされたのちも活着(スターダッシュ)がいいので田んぼに行っても強い生育を示してくれます。
この時期、今から田植えが終わる頃までの間、庄内平野を上空から見ると田んぼに湛えられた田んぼの水が輝いて大きな湖のようにさえ見えます。とても雄大でみどり輝く美しい光景です。
太くてしっかりした「ずんぐりした苗」を育てる
健康な苗を育てることは、稲づくりにとって大切な作業です。特に冷害を受けやすい東北地方では、稲の生育期間が短いだけに、悪い苗を田植えすると、活着(根つきのこと)が遅れ、初めの体をつくる分けつ(株分かれのこと)の期間が短かくなったり、穂の出る時期が遅くなったりして、収量や品質を落とすことになります。
苗を育てるには、温度や水の管理に十分注意して、軟弱な苗にならないように中身の充実した太くてずんぐりした苗を育てるようにします。
良い苗の5条件
1、葉の枚数は2.5葉になっている。2枚の葉とその芯から3枚目の葉が半分伸びてきている。
2、茎が太いこと。これは1箱あたりの種の量が多過ぎると発芽する苗が多過ぎるのでどうしてもほそくなるので180g/1箱位内にする。
3、苗の身長は長過ぎない。12‐15センチ程度に抑える。多く種子を播くと苗は伸びやすい。
4、葉の幅が広いこと。これも種子を多く播き過ぎると苗が過密になり葉が細く成りやすい。
5・1本、1本が充実して、茎が太く葉幅が広い感じがする苗。ずんぐり苗
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