山形県内でも栽培は少ない知名度もいまいちの品種「こうとく」ですが、りんごファンに少しずつ知られるようになってきました。 こうとくは東光という品種の自然交雑から青森県で生まれた品種です。1個の大きさは小玉で150~180g位が平均的サイズです。あきらかに小玉でしかも着色の悪いりんごです。 しかしこのリンゴの特徴は、素晴らしい香りと蜜入りの味、外見は悪い小粒のリンゴですが食べては驚きの美味しさがあります。 こう...... 続きを読む
くだもの歳時記
こうとく蜜センサーで全量検査 今年のりんごシーズンから「こうとく」の蜜入りを蜜入りセンサーを使用して全量検査をおこなうことで蜜入りの科学的な裏づけのあるこうとくの販売が出来るようになりました。 今までの、人間の経験と勘による選別しか出来なかったのが、明確な蜜入りの程度をセンサーによって数値化してこうとくの蜜入りが明確に選別が出来るようになったのです。 今まで出来なかった蜜入りの程度を数値して正確...... 続きを読む
こうとく・ふじ・はるか 現在日本のリンゴの品種で蜜が入るものはそんなに多くはありません。直ぐ頭に浮かぶのは誰でも知っている「ふじりんご」だと思います。 その他には、稀に早生ふじの中の完熟したものや、お天気によって少し蜜入りするものがあるようですが、高い確率で蜜入りする品種は「こうとく」以外あまり見当たりません。 ところが、最近になって注目の「はるか」という黄色いリンゴの品...... 続きを読む
もともと「こうとく」は蜜入りは良いもののリンゴの中ではかなり小玉の品種といえます。Mサイズ(180g~200g/個)それをLサイズ(200g~250g/個)まで引き上げるには大変な努力と根気がいります。 果実の大きさと数と整える 「こうとく」や「ふじ」などのリンゴはつぼみ時に行う摘蕾(らい)、開花時に行う摘花、幼果期に行う摘果があります。 もちろん摘果の時期は早いほど良く、実を摘む摘果より 花を...... 続きを読む
「こうとく」や「サンふじ」などのりんごの美味しさの基準とされる「蜜入り」という言葉。蜜ってそもそもなに?「蜜入りりんご」は本当に美味しいりんごの証しなのでしょうか。普段疑問に思っている「りんごの蜜」について、りんごのプロがご紹介します。 蜜は溢れ出た甘味成分 りんごの蜜、その成分の正体とは何か。りんごの中に「蜜」が出来ていく過程と合わせてりんごの蜜の正体をみていきましょう。 1.光合成により、り...... 続きを読む