お米の収穫量や美味しいお米になるかに関わる大切なこと 4月の田んぼの管理作業は、田起こし(耕起・こうき)、代掻き(しろかき)。これらは収穫の多少にかかわる大事な作業です。 それは、田んぼの土の中と表面です。田んぼの土はよくこなれて微生物がたくさん活性化してくれる事。そして表面はあくまでも、いかに平らにならされているかがポイントです。 田起こし(耕起・こうき)は、春の陽気で乾燥した田んぼの土をトラクターで耕すことをいいます。田んぼの表面...... 続きを読む
お米ができるまで
今年はお米(はえぬき)の1等米の比率が高くなる 今年の「はえぬき」はお天気に恵まれ1等米の比率も高くなるようです。収穫の予測では平年並みの「やや良」となる見込み。 もともと「はえぬき」は玄人好みで評価も高く、生産者にとっても人気が高い品種です。山形県では優秀な品種と位置付けられています。 きっと美味しい新米が食べられることでしょう。はえぬきは山形県でいちばん沢山植えられている品種でいちば...... 続きを読む
二百十日(にひゃくとおか)、お米が実る大事なとき 9月8日穂が垂れ、秋風の中に稔りの季節をむかえます。もうすぐ稲刈り! 立春から数えて二百十日(にひゃくとおか)。 この時季は稲が開花・結実する大事なときですが、台風が相次いで襲来し、農作物 が被害を受けてしまうことがよくあります。 厄日とか荒れ日などといわれています。 今年は8月31日ということですが何とか二百十日も乗...... 続きを読む
はえぬきの穂がそろい、穂が頭を垂れてきました 7月下旬に稲の穂が出はじめたはえぬきの田んぼの遅いところも8月上旬に穂が出はじめました。 ふつうの田んぼより穂が出る時期が遅れたのは田んぼの土に入れた元肥が多過ぎたせいではないかと推察しています。 普通の田んぼでは6月下旬頃から田んぼの水を抜きますが、乾きやすい田んぼでは常に水が少ないため水を抜くと極端な干ばつ状態になりや水の量を注意しないと...... 続きを読む
お米の花はあまり気付かないで咲く花 8月上旬は穂が出る季節、ひとめぼれ、はえぬき、ササニシキ、コシヒカリの順に穂が出ます。 平年ですとはえぬきの穂が出る時期は8月上旬、ササニシキはそれより2-3日遅く、ひとめぼれは2-3日早く穂が出ます。 またコシヒカリ、ミルキークイン、つや姫は1週間ほど遅い8月15日ころに穂がでて花が咲きます。 イネの穂とお米の花が同じというイメージが繋が...... 続きを読む
美味しいお米にする肥料(追肥・穂肥)をあたえる 田植え前の耕起のときに田んぼに元肥(もとごえ)を播いて田んぼの土全体に混ぜておきました。 この日量はイネの茎や葉っぱを成長させてきました。これはイネの身体を大きくするための栄養に使います。 元肥といいますが、7月下旬頃にはイネは身体が大きくなり、穂を大きくする細胞分裂にかかります。この頃になると肥料は無くなってきます。 ...... 続きを読む
田んぼに溝を掘ることを作溝といいます 田んぼに溝を掘る(作溝)ことの目的は3つあります。 一つ目は、田んぼの土を固くして秋になると始まる稲刈りのときの作業性を良くするためです。 二つ目は、8月上旬頃の穂が出る頃に再び灌水しなければならなくなるのでその時に溝に沿って水が灌水しやすくするためです。 三つ目は稲の株の間に溝をつける作業(作溝)は、土の中から肥料分や水分を吸収して稲の生長を助ける根が、土の中でのびのび働けるように...... 続きを読む
イネは大きくなって、もうこれ以上の保護はいらない 6月24日、田んぼから水をぬいて「中干し」土をしめます。 収穫に必要な茎の数(有効茎)約30本が確保できたら田んぼから水をぬきます。落水(らくすい)といいます。 田植えから田んぼの水はいっぱいに、毎日水が無くなれば足して、田んぼの土は水のおおわれていました。 梅雨のころになると茎がかなり太くなり、草丈も長くなってしっかりしてきました。い...... 続きを読む
はえぬきの穂が出ました 今年のはえぬきの出穂は平年並みでした。7月30日頃が平年の出穂期です。 春先からのお天気が温暖だったこともあって順調に生育してくれたことが一番の原因ということになります。 稲の穂とな何かというと、ご存知の方もいるかと思いますが、イネの穂は「イネの花」です。 実はイネの花は多くの方が観たことがないとおっしゃいます。目立つ花ではないので中々気付かないうちに咲いていま...... 続きを読む
田植えのころとは見違える稲に成長 もうすでに草丈(稲の長さ)は30センチを超えました。葉っぱの色もかなり濃くなってきています。 このまま栄養成長期(稲の体をつくる時期)を通して80センチくらいまで突っ走ってほしい。 今年は5月が異常に暖かかった(暑かった)ので平年に比べてとても勢いを感じます。 ただ、極端に雨が少なかったので茎はそんなに太っていなようです。ちょっと「ノッポのやせ細気味」...... 続きを読む
はえぬき、ひとめぼれ、5月は気温が高いほど順調に育つ 5月は山形では今までにない晴天、高温、少雨のお天気に恵まれました。しかし少雨はいかがなものでしょうか、他の作物が泣いています。 しかし、5月12日に田植えした稲の苗(はえぬき)は風が強く乾燥して葉先が少し枯れてしまいましたが、おおむね順調に生育しております。 今年の高温がこの生育をささえてくれました...... 続きを読む
お米の苗は苗から稲へ大きく成長し変身します 梅雨を直前に控え稲は苗から稲へ変身、生育は勢いが付いてきました。 草丈(稲の身長)は30センチ程になってきました。 生育が旺盛になってきましたので、毎日水が減った分を補うのではなく。 灌水するときは水深を深く、目いっぱいの灌水をします。これは茎を太くするためにおこないます。 1回灌水したらそのまま水深...... 続きを読む
好天に恵まれ田植えを終了しました 先週末に始まった田植えは今日で終了となります。今年の田植えはお天気に恵まれ順調な 天候に(1日だけ強風で田植えを中止)恵まれ、田植え作業は今日で終了です。 春作業は、3月下旬に稲の種子の準備として選別から消毒作業に始まり、ビニールハウスで播種(種まき) 「苗半作」といわれる大事な苗作りを経て、トラクターでの本田作業(耕起・代掻き)で ...... 続きを読む
お米の苗は中々土から出てきません お米の種まきをしてから1週間ほどの時期は中々目が出てきません。ようやく土から目が出るのを書くん出来るのは10日から2週間後です。 この時期大事なのは温度管理です。ビニールハウス内は高温すぎると病気、枯死の原因になります。 また低温過ぎると成長が止まったり病気になり易いので、昼の間は25℃~30℃くらいになるように遮光シートで調整をします。 この時期はイ...... 続きを読む
4月上旬に種播きした苗は順調に育っています 4月12日に種まきした苗はビニールハウスで育てられます。 この頃はまだまだ寒く霜が降ったりしますから並べられた苗箱の上には薄いビニール(マルチシート)をかけ保温します。 陽が照るとマルチの下は35度以上になりますから、イネの芽が伸びてくるまでは30℃を目途に、お天気が良い日は黒い遮光シートを使って温度が上がり過ぎないように調整します。 日差し...... 続きを読む
種播き作業の順序を簡単に説明 ■お天気:曇り、気温8℃、お米の播種。4月8日、4月11日種を播きました。品種は、はえぬき、コシヒカリ、つや姫、ひとめぼれです。 種をまくときは、品種を交ぜて播種すること出来ないので品種ごと別の種子が混ざらないように注意して作業します。 種播きの前にする準備は、種子の消毒(3-4日前) 種子の芽出し(前日まで) 育苗箱に育苗用の土を均一に入れて準備...... 続きを読む