庄内砂丘の気候が作り出す
甘くて柔らかいアスパラガス

美味しいアスパラガスと言えば北海道産が有名ですが、ここ山形でも、美味しいアスパラガスが収穫されています。
庄内砂丘独特の寒暖差のある気候と、酒蔵の仕込み水を水源を同じくする地下水により、甘くてやわらかいアスパラガスが育ちます。
庄内砂丘は長さ35km、面積約55km2、日本海の海風が作り出した砂丘は、かつては砂害により人々を苦しめましたが、黒松を植樹し数百年。今では地下水の豊かな水はけのいい土地になりました。
庄内の夏は暑く、過去には40.8度を記録。しかし、夜は海からの風で急速に冷やされます。この昼夜の寒暖差により作物に濃厚な食味をもたらします。
こうした自然環境と先人の苦労により、現在は生産量を伸ばし、甘くて美味しいアスパラガスとして年々評価が高まっています。

美味しいアスパラガスと
上手な保存方法

アスパラガスは、茎が太めでまっすぐと伸びて張りがあり、全体がみずみずしいものがよいです。
穂先は開いておらず、ほどよく締まったものを選びましょう。鮮度が落ちていたり成長しすぎると穂先が開いて味や食感が落ちます。茎の細すぎるものや縦スジの多いものも避けましょう。

アスパラガスを保存する時は、新聞紙に包んでポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室に立てて保存します。その際、乾燥を防ぐために新聞紙を軽く湿らせてもよいです。あまり日持ちはしないので2〜3日中に食べきりましょう。
食べきれない場合はかために茹でて冷凍します。冷凍したものは1ヶ月を目安に使いましょう。