偶然から生まれた、太陽の完熟りんご「サンふじ」。

サンふじの「サン」は太陽のこと。太陽の光をたっぷり浴びた品種です。

かつて『ふじ』の栽培は袋をかける（有袋：ゆうたい）が当たり前でした。しかし1個1個袋をかける作業は生産者への負担が問題でした。そこで昭和45年、山形県朝日町では、全国に先がけ「無袋ふじ」に取り組み始めました。

雪害を防ぐため、ほとんどの生産地が理想の収穫時期より早めに収穫を行うのに対し、山形県は降雪が遅く、りんごに蜜が入る完熟期に収穫できるのが特徴。

ジュ〜シ〜な果汁、シャキシャキ食感の高糖度品種です。

サンふじは、もはや世界でいちばん多く栽培されているリンゴの品種。日本人なら誰でも知っているりんごで名実ともにNO.1の品種です。

その味わいは、ひとことでいうと果汁もたっぷりでジューシー。甘味と香りもしっかりとしています。歯触りもシャキシャキと心地いいのが特徴です。

甘みと酸味のバランスが絶妙な山形県産「サンふじ」の美味しさは全国でも評判です。

サンふじは、日持ちもするので長い期間とれたての風味が楽しめ、ギフトにも人気のリンゴです。

リンゴの蜜の正体ってなに？

リンゴの蜜は「ソルビトール」という葉の光合成によって作られる自然の甘味成分です。この物質は、りんごの葉から軸を通ってリンゴの果実内に運ばれます。

そして、果実の中でりんごの本来の甘味である「果糖」や「しょ糖」に変換されます。やがてりんごが完熟すると、ソルビトールは糖分に変換するのをやめ、そのままの状態で果肉に蓄積されます。

これがりんごの「蜜」の正体です。

リンゴの蜜は、その見た目からハチミツのような色をしていて「甘い」ように見えますが、砂糖の甘さを100とすると、ソルビトールは60くらいなので、実はそれほど甘くはありません。爽やかで自然な甘味とお考えください。

サンふじの蜜入りの見分け方

りんごのお尻に丸みがあり、お尻の部分の皮の色が黄色やオレンジ色に色づいていること、また、同じ大きさのりんごでも重い方が蜜が入っている可能性が高いです。お尻を太陽に透かすように見て、やや透明感があるように見えると蜜が入っているサインです。