樹上熟成リンゴは美味しいの?
無袋栽培のふじリンゴ、サンふじは完熟過程で芳醇な香りと濃厚な味わいが、りんご本来の美味しさが引き出されます。そして、太陽光たっぷりのふじリンゴは無袋ふじ栽培(サンふじ)によって蜜入りが良くなるのです。
樹上で熟成する過程で、果実は太陽光をたっぷりと浴び、葉から栄養を吸収し続けます。その結果、糖度が高まり、酸味とのバランスが絶妙に調和するのです。
しかし、樹上完熟で美味しいリンゴができる反面、保存性は落ちるので、冷蔵庫で適正な保存するなどして、お早めにお召し上がりください。
樹上完熟りんごの特徴とは
1,みずみずしさと甘みが増す: 樹上で完熟させることで、りんごはより多くの水分と糖分を蓄えます。糖分が飽和状態になると蜜入りしやすくなります。
2,完熟まで木に残すことで、果汁がたっぷりと詰まったジューシーなりんごになります。
3,完熟過程で芳醇な香りと味わいが発達し、りんご本来の美味しさが引き出され風味と香りが豊かに。
4,甘みと酸味のバランスが絶妙になり、より複雑で深みのある味わいを楽しめます。
5,樹上で完熟させることで、より多くの栄養分が実に送られ、栄養価が高まります。
6,完熟させることで、蜜が入りやすくなる品種もあります。
山形のリンゴの美味しさはシャキシャキしたシャリ感のある歯触りと濃厚な食味が特徴です。
山形は寒暖の差が激しい盆地特有の気候で、りんご本来の美味しさが生じる完熟期と収穫期が見事に合致する、日本有数のリンゴの産地。サンふじの系統の極ふじ(きわめふじ)は特に食味が良く肉質は緻密で硬く、果汁が多くジューシー。特に蜜入が安定して食味が良いと生産者の中でも評価が高いのです。
また、「こうとく」の人気の秘密は、なんといっても果肉の大半を占めるアメ色 の蜜入り。栽培の難しさもあって山形県でも生産量が少ないため、大変希少なりんごとなっています。近年、生産に力を入れている蜜りんご「こうとく」は認知度も少しずつ広がって香りが高い蜜りんごとして評価が高くなっています。