リンゴの最高品種は何ですか?
日本のリンゴ生産、全体の約半分以上が「ふじ」という品種。また「サンふじ」という商品名で知られています。 また日本で誕生したリンゴの品種「ふじ」は世界各国注目され栽培されるようになり、ついに2001年には世界のリンゴ生産量のトップになっていたことが明らかになりました。 すでに世界のリンゴ生産量の20%を占める存在になったということです。(この統計には諸説あります)
リンゴの品種の中で、「ふじ」は世界的に最も人気が高く、生産量も多い品種の一つと言えます。「ふじ」は1962年に日本で品種登録された比較的新しい品種ですが、その優れた特徴から急速に普及しました具体的には以下のような特徴があります。
ふじの味と食感:好感と酸味のバランスが良く、食味が優れています。シャキシャキとした歯ごたえがあり、食感も人気の理由です。
ふじの生産性と保存性:収量が多く、保存性に優れているため、生産者にとってもリンゴの流通にとっても扱いやすい品種です。最も人気のある品種、2001年には品種生産量で世界一になりました。中国では生産されるリンゴの6割以上が「ふじ」だと推測されています。
ふじ栽培の広がり:日本だけでなく、中国、アメリカ、チリ、ニュージーランド、アフリカ大陸など世界中で栽培されています。
「ふじ」は、その優れた特性から世界中で愛され、多くの国で栽培されている点で、リンゴの品種の中でも特筆すべき存在と言えるでしょう。しかし、「ふじ」は決して万能な品種と云うことではなく食の好みや用途によって異なる可能性があることも事実です。
▼ふじリンゴ誕生のお話し
▼サンふじの玉廻し→色付きを良くする
山形のリンゴの美味しさはシャキシャキしたシャリ感のある歯触りと濃厚な食味が特徴です。
山形は寒暖の差が激しい盆地特有の気候で、りんご本来の美味しさが生じる完熟期と収穫期が見事に合致する、日本有数のリンゴの産地。サンふじの系統の極ふじ(きわめふじ)は特に食味が良く肉質は緻密で硬く、果汁が多くジューシー。特に蜜入が安定して食味が良いと生産者の中でも評価が高いのです。
また、「こうとく」の人気の秘密は、なんといっても果肉の大半を占めるアメ色 の蜜入り。栽培の難しさもあって山形県でも生産量が少ないため、大変希少なりんごとなっています。近年、生産に力を入れている蜜りんご「こうとく」は認知度も少しずつ広がって香りが高い蜜りんごとして評価が高くなっています。