だだちゃ豆は鶴岡市以外では出来ませんか?
だだちゃ豆の種を他の地域に持ち出して植えても美味しい豆にはならないという言い伝えがあります。だだちゃ豆の生産者の皆さんからよく耳するのは、だだちゃ豆の種子を美味しいからと言って「他地域の人がもらって植えても美味しいだだちゃ豆には決して出来ない」その理由は3つあります。
だだちゃ豆の3つの特異性
1,全然土壌の質が違うから :砂質の扇状地は、水はけがよく肥料もちが悪い痩せた土地であるために、米には向かないけれど豆には最適であるとのこと。
2、湯尻川の朝霧が美味しさに :気象的な風土が違うことから、地域を流れる湯尻川の朝霧が影響しているといいます。だだちゃ豆の生育期になると湯尻川からの川霧が周辺の頻繁に発生します。この霧がだだちゃ豆育と美味しさの秘密があるようです。
3,栽培方法が違うから :代々受け継がれてきた口伝の栽培方法があるということです。農家自らが種子を採取し、より良い遺伝子を次につなぐために種子の選別(自家採取)は慎重かつ重要な作業に位置付けられます。
茹でるとトウモロコシのような香ばしい風味が強く伝統の枝豆はあまい香りが広がり、やめられない独特のおいしさが特徴。だだちゃ豆の種子は自家で選抜淘汰を繰り返し自家採種し、白山地区では門外不出の家伝の宝として扱っています。
長い期間に渡り生産者の情熱と地域がこぞって競い合って「だだちゃ豆」の栽培に努力してきた人気の在来種「だだちゃ豆」。だだちゃ豆、白山だだちゃ豆は鶴岡市白山地区(大泉地区)に伝わる伝統野菜であり庄内地方で愛される夏の風物詩です。
ビールの夏にはおつまみに枝豆ですが、少し上質な時にはプレミアム枝豆だだちゃ豆とクラフトビールの相性は抜群といえます。冷凍だだちゃ豆であれば、美味しいクラフトビールを見つけていつでも相性の良いビールと美味しく楽しめることになります。旬の夏にだだちゃ豆をゆであげ急速冷凍しております。解凍すれば、旬の夏がよみがえります。
▼だだちゃ豆の土寄せ作業