サンふじとふじりんごの違いは サンふじとふじりんご、よく聞く言葉ですが、正確にはよく知られていないのが現実です。りんごの栽培過程でふじに袋掛けをして育てているかどうかで呼び方が違います。 袋を掛けずに太陽をいっぱい浴びて育てたふじを「サンふじ」、袋を掛けて育てたふじを「ふじ」と分けています。 長野県では「サンふじ」が主流で、この「サンふじ」という呼び方は、JA全農長野が1983年に商標登録をしました。秋の果物「りんご」の王様といわれる「...... 続きを読む
くだもの歳時記
カテゴリー: りんごの栽培
日本のりんごの始まり りんごは日本では植物学的にはセイヨウリンゴと呼ばれ、世界では数千年前から栽培されている果樹。栽培面積も多く、単位当たりの収穫量も多い果物であることから、現在では木になる果物としては世界で一番生産量が多い果物です。 現在、世界一の生産量を誇るりんご品種「ふじ」は、かつて青森県にあった農林省園芸試験場東北支場(現 農研機構果樹研究所)が育成し、1962年(昭和37年)に、藤崎町の町名などにちなんで命名・品種登録されたり...... 続きを読む
りんご八千年の歴史から りんごが最初に栽培されたのは新石器時代で、8000年ぐらい前の炭化したりんごがトルコで発掘されています。野生種のりんごの採集から、りんごの栽培の歴史が始まり約4,000年前には人為的に栽培されていたと言われています。 そしてその後、紀元前1300年にはエジプト、ナイル川デルタ地帯に果樹園の跡が発見されます。ギリシャ時代にはりんごの野生種と栽培種を区別し、接ぎ木で繁殖させる方法が書かれました。 そして、ローマ...... 続きを読む
太陽たっぷりのサンふじ栽培 太陽光をたっぷり当てるために果実の周囲の葉っぱを摘んで日当たりを良くすることや、日陰になっている側に日を当てるために1個、1個「玉回し」という作業を行います。これはもちろん美味しいサンふじを作る条件の一つ。 ちなみに玉回しというのは樹になっているサンふじを1個、1個、反転させて日陰になった部分をムラなく日に当たるようにりんごの実を繰り返し反転させていく作業のことをい...... 続きを読む