美味しい「山形ラフランス」に仕上げるためには「果肉の充実した適期に収穫すること」が何より大切です。 山形県ではその年の気象経過や生育状況からおおまかな収穫時期を絞り込み調査を重ねています。長年の集積したデータを基にして各 産地において個々の農家がサンプル果実を持ち寄り関係者で詳細に検討し、きめ細かに内容を分析して最適な収穫時期を決めています。 ラフランス収穫は10月上旬から ラフランスは4月下旬頃開花して、白い可愛い花を...... 続きを読む
くだもの歳時記
ラフランスは美味しい食べ頃を見極めるための処理として10日間冷蔵庫で低温処理します。それを予冷といいます。「予冷」とは低温冷蔵庫に入れ果実の呼吸を極端に抑制することをいいます。そして予冷したラフランス常温に戻すと一斉に呼吸を再開してデンプンを糖分に変え始めます。「予冷」から常温に出して「追熟」の期間を約10間経て「完熟」の食べ頃になるという仕組み。 ラフランス予冷の順序と方法 ①▼ ラフランスの予令は追熟に先立って一定期...... 続きを読む
ラフランス、洋梨の日本一の産地である山形県では山形県青果物等標準出荷規格を定め品質向上に努めています。 ラフランスのサイズについても同様に山形県の基準に従って取引がされています。生産の出荷基準があり、流通についても集荷についてサイズ、品質についても詳細な規格に基づいて取引されています。 「第1 ,この要綱は、青果物等の取引の公正と商品価値の向上を図るため、青果物等の 出荷規格を統一し、これを普及することにより、県産青果物の声価を高め、農業 経営の安...... 続きを読む
だだちゃ豆 尾浦の特徴とは 7月下旬に収穫がはじまる「だだちゃ豆」ですが、最終の9月上旬から収穫されるのがこの秋の品種尾浦(おうら)です。だだちゃ豆の特徴であるクビレがあまり無いのと、サヤにだだちゃ豆特有の茶色の産毛が無いにも拘わらず、こちらも正真正銘のだだちゃ豆の品種です。花の色もほかの品種はみな白色なのに尾浦だけは紫色の花を着けます。 だだちゃ豆の異端児とも呼べる尾浦は、だだちゃの特徴でもある。「くびれ」が無く、茶色い産毛も見あたりません。一回...... 続きを読む
津南高原農産 社長鶴巻さん 昭和24年、鶴巻さん一家は津南高原の開拓地に鍛治屋として東京から入植した。鶴巻さんが10歳の時だったいう。 農家として入植したのではないため、農地の配分を受ける資格はなかった。しかし、農地に転用される前の山林を地主から買っていたため父親は農地を得た。条件の悪い場所で、水利権の問題などから旧村民の反発もあり苦労は多かった。 中学校を出て、一旦は東京に就職したが、体を壊して田舎に帰った。それと前後して父親が体を...... 続きを読む
飲みやすい人参ジュース 製造 私たち味の農園のある山形県の隣県となる新潟県といっても山形県酒田市は秋田県境に近い北端、津南町は長野県境の南端といえます。目的地のジュース工場は新潟県の豪雪日本一といわれる津南町にある津南高原農産という会社です。 目的地までの距離は450kmほどあります。羽越線経由の電車では不便なため車で行くと6時間かかることになり隔たりを感じさせられます。 秋や春に収穫された月山高原にんじんを加工してくれるジュース工場...... 続きを読む
バラード洋なしの正統派 バラードは寒河江市にある山形県園芸試験場で育成された西洋梨です。親は「バートレット」と「ラフランス」です。山形県生まれ、山形県育ちの洋梨といえるでしょう。品種登録されたのは1999年(平成11年)ですが、一般的にはあまりなじみがありません。 現在では山形県の洋梨といえは何と言ってもラフランスということで、ラフランスの陰に隠れてあまりなじみがないということになるようです。 果実は大きく育ち一般的に大玉の洋梨といえ...... 続きを読む
山形生まれの洋ナシ バラード 山形県では「洋ナシ=ラフランス」というラフランスは山形を代表する洋なし。それは生産量、知名度、きっと美味しさもラフランスが一番と思っている方が多いですよね。でも、それは間違いかもしれません。 実は洋ナシにも沢山の種類があるんです。山形県で栽培されている洋なしはラフランス以外にもたくさんの種類が栽培され、道の駅や産直市場で販売されている洋なしもあります。 その中で、山形生まれ・山形育ちの洋ナ...... 続きを読む
どじょうの会とは日本有数の米どころ山形県庄内平野から美味しいお米を定期的にお届けする定期宅配の名称です。お届けするお米は味の農園の契約農家約12名が丹精込めて生産しました。 昔ながらの風景を出来るだけ守るために、どじょうとともに生産者が共存できるやさしい環境、安全、安心に配慮したおコメ作りを続けていきたい。どじょうとともに環境にやさしい肥沃な大地と豊かな水で育った美味しいお米を、ぜひ多くの皆様に召し上がっていただきたい。実はそんな思いを込めて「どじょうの会」と名...... 続きを読む
メロンの果肉の色で3種類 日本で流通しているメロンの果肉の色による分類は1、青肉系メロン、2、赤肉系メロン、3、白肉系メロンの3つに分類できます。 メロンには夕張メロン、クインシーのようなオレンジ色の果肉の赤肉系メロンの品種やマスクメロン(アールス系)やアンデスメロン、のような淡いグリーンをした果肉の青肉系メロンの品種があります。そして、もうひとつは、果肉が白い白肉系メロン、ホームランメロンが有名です。 一般的に知って...... 続きを読む
佐藤錦「バラ詰め」ご自宅用に サクランボの詰め方には、バラ詰め、手詰め、鏡詰めがあります。用途に応じて量目(重量)も品種も様々に内容が変わります。 バラ詰めには、紙の箱に直にサクランボ詰めるやり方と、パックバラと呼ぶプラスチックの容器(500g用、300g用)にバラバラに詰めるやり方があります。パックバラの詰め方は紙の箱に直接詰めるのと比べると無造作に詰めると500gの場合は定量にならないので丁寧にサクランボの軸...... 続きを読む
ルビー色の佐藤錦を存分に頬張ろう 初夏の訪れとともに可愛らしい実をつける、さくらんぼ佐藤錦。高級品とも言われるこのフルーツを思う存分食べたい!という人にオススメしたいのが、さくらんぼ狩りです。 さくらんぼの季節は梅雨のシーズン、雨に弱いさくらんぼは屋根の下での栽培が基本。そのため雨の日でも安心して収穫を楽しむことができます。 実が小粒なので、さまざまな品種を食べ比...... 続きを読む
500円玉超の大粒さくらんぼ 「500円玉より大きな実が出回る日が来るかもしれない」と山形県の発表がありました。内容は、山形県は超大玉品種を開発しており、今年6月に有望系統として「山園C12号」を選定したということです。そしてできたのが「やまがた紅王」。 年度内にも品種登録をおこなう見通しで、夢の超大玉サクランボの生産収穫へ向けての動きは一気に加速する模様としています。 海外では大玉品種が人気で、「海外では大きな果実の...... 続きを読む
さくらんぼ生産の課題とは 山形県のサクランボは2017年収穫量が1万4600トン山形県の試算では算出額が過去最高の340億円を超え生産量、品質ともに日本一を誇っています。しかし、サクランボの労働力不足と生産者の高齢化は年々深刻になっている状況にあります。 この傾向は農業全体を見渡してもいえます。農業者の減少に伴って1戸当たりの耕作面積が大きくなります。平均耕作面積が大きくなって生産量を維持していますが、今後この傾向は限度を迎え生産量が低...... 続きを読む
さくらんぼ収穫期の現状報告 夜が明けきらない薄暗いうちからサクランボ畑では収穫がはじまります。脚立に上り、高い所は地上から4-5メートルのサクランボをとる。エース的ベテランになると3.6mの脚立の最上段に立ち両手を使ってサクランボを収穫していきます。危険な作業が続きます。手際良く実を傷つけないように注意深く慎重に摘みとっていきます。 この仕事こそロボットに出来るとしたら楽になると労働力不足と高齢化の現...... 続きを読む
さくらんぼのサイズ基準とは さくらんぼのサイズ基準は、都道府県により異なりますが、全国生産量1位の山形県の基準をお伝えします。そして山形さくらんぼの品質とブランドを守るために作られた「山形県青果物等標準出荷規格」があります。 サクランボのサイズは実の横経をゲージで測って決めます[/c...... 続きを読む
ハウス栽培 無加温ハウス栽培 サクランボの栽培方法には大きく分けて2種類あります。冬に加温して収穫を早める温室栽培(ハウス栽培)と通常栽培(露地栽培)です。 また温室栽培の方法も3月~4月に収穫をするハウス栽培と5月~6月に収穫をする無加温ハウス栽培です。 [caption id="attachment_25363" align="alignleft" width="552"...... 続きを読む
山形さくらんぼ収穫時期は サクランボの美味しい季節は何時でしょう、さくらんぼの旬ということになりますね。それでは産地の山形さくらんぼの旬について栽培方法と収穫時期を見ながら学んでいくことにします。 大きく分けると早生種(6月上旬:紅さやか)中生種(6月中旬、下旬:佐藤錦)晩生種(7月上旬、下旬:紅秀峰)になります。それぞれの旬に合ったさくらんぼが美味しいことにとなります。 ▼山形県さくらんぼの収...... 続きを読む
紅てまり中元に最適サクランボ 紅てまりはサクランボの粒が10g以上に大きくなるところがいちばんの特徴です。果皮、果肉ともに硬めでしっかりしていて日持ちが良いことでギフト用にぴったり。7月上旬から中旬に収穫期をむかえることからお中元に使えるギフト用さくらんぼとして重宝されています。 そして果肉の糖度は18から20度にもなり、とても甘い中にも酸味も感じる濃厚な味が特徴と言えます。 今回紹介する紅てまりの果実...... 続きを読む
美味しいさくらんぼにする 気候や土地に恵まれているだけでは、品質の良いさくらんぼを作ることはできません。そこにはさくらんぼ栽培を支える技術が存在します。 そこで山形の農家の人々は、冬の積雪の多い時期には雪で枝が折れないように雪おろしをしたり、 早く芽が出るように雪を消す仕事をしながら春を待ち剪定作業がはじまる頃にはサクランボの季節の到来となります。 さくらんぼの剪定で大事なのは4つのポイントに集約できます。わかりやすく...... 続きを読む