さくらんぼの樹から何個のさくらんぼ? 樹の大きさによっても違いますが、成木1本からは5千から1万個のさくらんぼが収穫できます。生産者の方は、脚立などを使い、ひとつひとつ丁寧に、手で収穫していきます。 元々もっとたくさんの実がつきますが、実を大きくするために芽が出たころ(2月、3月頃)に芽欠きといって芽の数を減らす作業をします。 また、実がついたころに余計に着いた実は摘果といって実の数を減らします。いずれ...... 続きを読む
くだもの歳時記
デラウェアの美味しさ特徴とは デラウェアの味は小粒だけども味は濃厚で特有の香りもあり美味しいぶどうといえます。デラウェアがほんとに大粒だったら申し分ないものと思ったものですが・・・。 本来というか、大粒ブドウの巨峰が出回る以前は、デラウェアがブドウ主流でした。ブドウといえばデラウェアという時代もあったのです。暑い夏の盛りに出回ります。お盆の頃が旬の夏ブドウの代表といえます。 昔は良く食べていたデラウ...... 続きを読む
日本ぶどう品種改良の変遷 日本のブドウの普及は、多くの品種が海外 から導入・試作された明治時代から本格的に始まりました。米国や欧州からの品種が持ち込まれました。しかし、降雨が多い日本では雨の少ない所で栽培される欧州ブドウの栽培は困難でした。 明治時代に普及に成功した品種の多くは栽培が容易な「キャンベルアー リー」「デラウェア」「ナイアガラ」「コンコード」 などの米国ブドウでした。 その後、明治末...... 続きを読む
全国的に見る産地 山形ブドウ ぶどうは全国で広く生産されています。日本全体の収穫量は年間17万6,100トン(2017年)で、都道府県別の収穫量では1位が山梨県。そして、2位長野県、3位山形県、岡山県と続き、この4県で約6割を占めます。生産量日本一の山梨県では甲府盆地を中心とした水はけのよい地域での生産が盛んです。年間の日照時間が長く、降水量が少ないという内陸性気候がぶどう作りに適しているのです。 山梨県、長野県に次いでぶどうの生産量全...... 続きを読む
シャインマスカット誕生秘話 ブドウは果皮の色で黄緑、赤、黒に分けられます。ぶどうには欧州種と米国種という系統による分類がありますが、ここでは色味、黄緑系、赤系、黒系で分類し、それぞれの代表的な品種を紹介しましょう。色の違いはアントシアニンという色素の蓄積の違いによるものです。 近年の気象の変化、特に地球温暖化によってブドウ栽培にも危機が訪れているといわれます。それは、温暖化によってもたらされる最低気温の上昇です。この問題は意外に大きな影...... 続きを読む
如何にブドウを長持ちさせるか ぶどう 保存方法 常温の場合のぶどうを長持ちさせる保存のポイントは果物に共通する大切な「乾燥を防ぐ」ことです。新鮮なうちに早めに食べるのが一番ですが、正しく保存すれば長くおいしさを保つことができます。 おいしさを保つには、乾燥を防ぐことが大切です。 そして、ペーパータオルで包むことで、適度に湿度を保つことができます。また、水洗いすると、鮮度を保つ働きをする白い粉「ブルーム」が取れてしまいます。 &nb...... 続きを読む
シャインマスカットの魅力 大粒ぶどうのなかでも、近年、特に人気の高い「シャインマスカット」は、国立研究開発法人農業・食産業技術総合研究機構(旧・農林水産省果樹試験場)が開発し、2006年に登録された品種です。 果皮は黄緑色で、マスカットの香りも豊か。糖度は20度前後と高く、酸味は少なめ。種なしで、皮が薄いため皮ごと食べられるのが特徴で、小さなお子さんやご高齢の方でも食べやすく、手軽に楽しめるのも大きな魅力です。味の良さはもちろん、果肉が...... 続きを読む
シャインマスカットの保存 ぶどうの品種の中で、とくに近年人気を集めているシャインマスカット。鮮やかな緑色が特徴で旬の時期になるとスーパーでは個包装で販売されています。インターネット通販ではお取り寄せが人気になっています。 シャインマスカットの特徴のひとつが、旬にしか味わえないこと。人気のシャインマスカットの収穫期は8月上旬~10月下旬とかなり短い期間で旬を終わってしまいます。如何に長く楽しむことができるか、少しでも長く楽しむにはどう保存...... 続きを読む
エチレンガスを抑制 蜜入りの新鮮なリンゴを食べた瞬間の触感、感動が忘れられない美味しいリンゴの魅力です。またその歯ごたえ、食感、濃厚な甘さ、適度な酸味が美味しさの価値観といっても過言ではないでしょう。このような美味しいリンゴにいつも出会えるとは限りません。100%満足するりんごにはなかなかめぐり合わないのが現実です。 それは、あなたのお手元に届くまでの過程がどのような過程を経たものかわかりません。リンゴをもいだ時の新鮮さがどれくらい持続できるかもと...... 続きを読む
洋なし100%の発泡酒 シードルポワレとは洋ナシの発泡酒スパークリングワインのこと。フランスフランス北西部ノルマンディー地方ではシードル(りんごの発泡酒)と同じくらい親しまれている洋ナシ100%で作る発泡酒です。色は淡黄色から黄金色、ポワレ用の特別な洋梨を発酵させて造ります。 洋梨の発泡酒シードル、またの名をシードル・ポワレとも言います。洋梨の天然果汁を100%使用したシードルの一種だということなのですが、あまり知られて...... 続きを読む
日本のシードルの現状は リンゴでつくる発泡酒シードルが国産でも飲まれるようになりました。シードル好きにとっては国産でいろんな種類のシードルが出来て選べる幸せを感じることができます。 青森や長野、山形といったりんごの産地で地元のりんごを使ったシードルを作るワイナリーやシードル醸造所が増え、盛り上がってきています。日本産のシードルは、ふじや紅玉といった糖度の高い食用りんごを使うことが多いのが特徴。つくり方はそれぞれに個性がありますが日本のリ...... 続きを読む
人参ジュース 食物繊維の働き 一般的に食物繊維は、「人の消化酵素で消化されない食物中の難消化性成分の総体」と定義されている栄養素とされています。以前は、食べ物のカスとしてあまり重要視されていませんでしたが、食物繊維がもつ働きが明らかになるにつれて、五大栄養素に次ぐ第六の栄養素としてその存在価値が見直されています。 食物繊維は消化・吸収されずに、小腸を通って大腸まで達する食品成分です。便秘の予防をはじめとする整腸効果だけでなく、血糖値...... 続きを読む
文旦 ザボン 謝文旦の違い 色々な資料や本や辞典などで文旦のことを調べていくと、「別名をザボンという」とあります。ということは「ブンタン」=「ザボン」になるわけですが、この辺は名前の由来も微妙にからんで興味深いお話しが残っています。 文旦とザボンを同じ物と捉える人も多いのですが、言い伝えからいけば「果肉が淡黄色のものを文旦、赤紫色のものをザボン」と区別するのが正しいのかもしれないことが判ってきます。 一...... 続きを読む
文旦 ブンタンの由来 文旦の栄養成分をお伝えする前に、来歴をみると比較的新しい柑橘の種類といえるようです。ブンタン(別名でザボン、ボンタン)は、東南アジア原産のミカン科ミカン属の果物です。日本には江戸時代中期に中国から渡来したといわれています。 また、文旦という名は、この果実をもたらした清国船の船長、謝文旦(しゃぶんたん)に由来するとう説が一般的のようですが、この他にも諸説あるようです。 果実の大きさは...... 続きを読む
100%リンゴ発泡酒シードル フランスのイメージといえば豪華絢爛のファッションブランド、ルーブル美術館など芸術の都パリという印象も強く記憶されているでしょう。また洗練された食文化、フランス料理に代表されワイン、スパークリングワインなどが魅了する食材の国というイメージがあります。 このフランスにあって、北部の地方ブルターニュは少し地味なイメージがあるかもしれません。しかしブルターニュは食文化、すぐれた食材を生みだす地域として個性的で奥の深...... 続きを読む
土佐文旦のブンタンとは 一般にみかん、文旦などの柑橘の分類は(カンキツ)類はミカン科のミカン科・ミカン亜科のカンキツ属、キンカン属、カラタチ属に属する植物を指します。これ以外も含めてミカン亜科植物は33属から成り立ちます。 このうち、食用に用いられているのはカンキツ属とキンカン属の一部です。 利用方法は主に日本では生食が多いのですが他にもジュースが主体のオレンジ、ミカン、グレープフルーツ、...... 続きを読む
イタリアではイエローと呼ばれ 長野県の生産者からの発信からですが、シナノゴールドは長野県が開発したりんごですが、食材を大切にする食文化の国イタリアと正式契約をしてこの品種の栽培権を輸出する形となったということです。黄色の鮮やかな食味の良いリンゴとしてイタリアでも人気が高くなっているようです。 今後イタリアのりんごの40%がこのりんごになる見込みとの話題も真実味を帯びて伝わっているようです。イタリアではシナノゴールドその名も黄色「イエロー」という名称...... 続きを読む
柿を冷凍保存する前に 柿を冷凍保存するときは、柿の熟度が保存のポイントです。硬めのものだと果肉がかたく解凍したときに甘さも感じなくなってしまうので、あまりおすすめしません。手で触ったときに柔らかさを感じる程度のものやそれ以上に熟してきたものが冷凍保存に理想的なおすすめの状態です。 特に熟れ過ぎかなと思うよな超完熟の柿は冷凍して食べるには最適です。それは半解凍して食べるシャーベットは果物...... 続きを読む
メロンは冷凍保存できます 最近、冷凍果物や冷凍メロンなどがスーパーやコンビニで多く見かけるようになりました。このように自宅でもメロンを冷凍して美味しく食べる事ができるのかどうか興味を持って見ている方も多いことでしょう。 みずみずしい果肉にトロッとした甘さが特徴のメロンが、実は簡単に冷凍保存できることを知っているでしょうか。普段売られている姿からは想像しにくいのですが、メロンは冷凍して保存することができるのです。 こちら...... 続きを読む
美味しいメロンの見分け方 一般的に、メロンの食べ頃は収穫から3~7日目といわれます。特に「マスクメロン」の場合は、収穫したては本当の美味しさを感じることが出来ません。 基本はメロンのお尻、下部のところを、親指で押してみて、少し弾力を感じた頃が食べ頃です。あまり知られていないことですが、メロンは、追熟することで糖度自体には変化はありません。ただ、追熟すことにより芳醇さが加わるため、驚きの濃厚な味わいをご堪能いただけます。 ...... 続きを読む