特大ラフランスの栽培方法 ラフランスは、収穫までの栽培期間が長くかかる果物です。平年ですと4月30日から5月1~2日頃に花が満開になるのですが、それから165日…つまり約5ヶ月半かかってやっと収穫できるようになります。 栽培期間が長いほど管理作業が多くなり、多くの管理作業などの栽培に関する作業が必要になってきます。 実の数を制限して樹の負担を軽減し、実の大きさ、品質を良くするためにまだ蕾時から作業がはじまります。 ...... 続きを読む
くだもの歳時記
もともと「こうとく」は蜜入りは良いもののリンゴの中ではかなり小玉の品種といえます。Mサイズ(180g~200g/個)それをLサイズ(200g~250g/個)まで引き上げるには大変な努力と根気がいります。 果実の大きさと数と整える 「こうとく」や「ふじ」などのリンゴはつぼみ時に行う摘蕾(らい)、開花時に行う摘花、幼果期に行う摘果があります。 もちろん摘果の時期は早いほど良く、実を摘む摘果より 花を...... 続きを読む
スイカはなるべく早く食べる スイカは、収穫されるとその時から美味しさが増すことはなく、追熟せず味が落ちることになります。ですからスイカは購入したらなるべく早く食べるようにしましょう。スイカは他の果物やメロンのように収穫してから追熟して美味しさが増していくようなことはありません。 収穫してからだんだん美味しさが失われていく性質の食べ物なのです。収穫後に適切な涼しい場所だと常温で2週間くらいでしたら品質の劣化はなく、美味しく食べられると...... 続きを読む
スイカ大好き美味しい西瓜 暑い暑い猛暑の夏は何といってもスイカがいちばんいちばんですね。スイカには大勢で浜辺で遊ぶスイカ割りや夏休みの思い出、田舎の縁側でおばあちゃんが出してくれるスイカが懐かしく思い出されます。 すいかは日本の夏の原風景、夏とスイカは子供のころの思い出がいっぱい。一つのノスタルジアとなっています。それではあなたもスイカの「目利き」になってスイカの選び方の達人になってみてはいかがでしょうか。 [ca...... 続きを読む
だだちゃ豆の美味しさ根粒菌 ぷっくらとおいしそうに膨らんだ「だだちゃ豆」の美味しさの 決め手は「根粒菌」をいかに多くするかにかかっています。上記の画像のようにだだちゃ豆の根には瘤がいっぱい、この瘤の中には根粒菌が増殖します。 だだちゃ豆はほかの作物のような連作障害(同じ土地に同じものを作ると障害が起きる)がありません。それは根粒菌が連作障害を回避する役割を担っているからだといわれています。 逆に...... 続きを読む
機能性としてのだだちゃ豆 だだちゃ豆は濃厚な味と甘みを持つ美味しいプレミアム枝豆として全国にその名を知られています。本来、枝豆は栄養価の高い在来種の野 菜であり近年欧米でもその健康機能性から注目を集めている食材になっています。 最近だだちゃ豆の可能性を広げよういう動きがあり機能性食品としての研究も最近になって山形大学農学部を中心に盛んに研究されてきています。研究がすすむにつれ、だだちゃ豆の機能性についての期待は高く、おお...... 続きを読む
だだちゃ豆の中耕培土とは だだちゃ豆は植付けが一段落すると中耕培土(ちゅうこうばいど)という土寄せ作業を始めます。6月中旬ころからの作業で、一部は同時並行的に植え付け作業とも重なってしまうこともあります。 中耕、培土とは植え付けられた畝と畝の間を耕しながら土を寄せていく作業です。作物の栽培において、作物の株際(かぶぎわ)に土を寄せる作業をいい、土寄せともいいます。だだちゃ豆の茎の基部を土で押さえて倒伏を防ぐ物理的効果のほかに、培土に...... 続きを読む
摘蕾、摘花、摘果のタイミング りんごの栽培では、つぼみ時に行う摘蕾(てきらい)開花時に行う花を採る摘花(てきか)、実がまだ小さい時に行う摘果(てきか)があります。 摘蕾、摘果の目的は、美味しいりんご、品質の良い、充実した程良い大きさのりんごを作るためにする作業 りんごの摘果の時期は着果が確認され作業が出来る状態であれば早いほど効果的になります。 1、摘蕾(てきらい) 余計な蕾を取...... 続きを読む
アンデスメロンの由来 ネット系メロンの中で大衆メロンとして人気のあり多くのメロン好きを喜ばしているアンデスメロンとアムスメロンですが、生産量でアンデスメロンの方が頭一つリードしています。 アンデスメロンの名前は南米のアンデス山脈に縁があって命名されたのかと言うとそうではないということなのです。アンデス山脈や南米には全く関わりのないことから名付けられたちょっと面白いお話です。 それは、このメロンのシーズンならどれを買って食べ...... 続きを読む
だだちゃ豆の播種と定植 田んぼの田植えを早々に終えた5月15日頃からだだちゃ豆の定植(植付け)が始まります。種を播いて2週間くらいの苗を植えるので5月になるとだだちゃ豆の播種は始まることになります。15センチほどに育った苗が専用の植え付け機械によって一列ずつ丁寧に1ヵ所に1本ずつ植えられていきます。 そして、播種と定植を繰り返し続けて6月いっぱいまで続きます。定植後、10日後には中耕(土寄せ)という作業も同時に始まってだ...... 続きを読む
だだちゃ豆の由来は在来種 「だだちゃ豆」は山形県鶴岡市で江戸時代にこの地で栽培されていた「娘茶豆」の中から大泉村(白山地区)の生産農家である森屋 初(もりやはつ)という女性育種家が発見した1本の変異種にはじまるといわれています。 森屋 初の実家の家号が藤十郎だったことから、暫くの間は「藤十郎だだちゃ豆」などと呼ばれていたようです。女流育種家が育成したこの1本の変異種を独自に選抜淘汰を繰り返し改良した「在来種」が「だだちゃ豆」の源...... 続きを読む
紅秀峰の生産と栽培上の特徴 紅秀峰は寒河江市にある山形県立園芸試験場(現山形県農業総合研究センター園芸試験場)において昭和54年に佐藤錦に天香錦を交配して得られた実生から選抜育成され、平成3年に品種登録されました。 樹勢はやや強く、樹姿は中位である。枝の発生が多く、花芽の数も良好で、結実良く豊産性である。開花は早く、4月下旬で佐藤錦より数日早い。果実の大きさは8グラムから9グラムで極めて大粒で食味が良好なサクラン...... 続きを読む
ラフランスの花は純白で丸み 5月の上旬になるとラフランスの花が咲きはじめます。ラフランスの花の色は純白。花ビラは円形でつくりがしっかりして風になびくような感じはありません。指輪の宝石のように5本の爪に真珠が挟まれているように見えます。 小さなバラのつぼみにも似ています。西洋梨もサクランボ、桃と同じ「バラ科」とは信じがたい気がします。 ラフランスは真っ白な花を咲かせます。ソメイヨシノなどの桜とは違...... 続きを読む
総合で1位は川中島白桃 「桃栗三年、柿八年」という言葉があるように桃は身近な果物のひとつ。日本では古くから栽培されてきた果物で馴染みがあり人気の果物のひとつです。品種が多く覚えずらいのが玉にキズで、桃は全国で100種以上が栽培されると推測されているようです。 7月の下旬頃から出荷が始まる山形産の桃。果物の中でも特に人気が高いとされますが、真夏から秋にかけてのくだものだけに日持ちが短く傷みやすいという完...... 続きを読む
美味しい桃をつくるために 美味しい桃をつくるには生産者の方々が工夫をして、いろんな方法が試されているようです。これは果樹園のある地域の違いや気候や土壌、肥料のやり方、果樹の品種や樹齢、剪定や摘果のやり方など様々の要因によって異なりますので一概に言うことはできません。 あくまでも、標準的な例をお話すれば、桃の畑10アール(a)あたり24本の木を植えて、大体10000から12000個、桃の栽培は、つまり一本の樹で平均500個くらいの果実を収...... 続きを読む
桃の花はいちばん艶やか 春の大地の力の力が漲っている山形らしい景色がこの果物の花の季節ではないでしょうか。山形の冬は長いだけに山形県民はエネルギーに満ちた開放感のある春が特に大好きです。山形の果樹園では4月下旬から桃、ラフランス、サクランボ、ラ・フランス、洋梨、リンゴの花が連休前半から後半にかけて次々に咲きだします。 その中でもいちばん早く咲きだすのは桃の花、しかもいちばん艶やかなショッキングなピンク色の桃の花はひときわ...... 続きを読む
りんごの花は品種ごと咲く 山形では大型連休の5月上旬平年並みでりんごの花が開花を始めました。咲き始めから満開が終わるまで各品種10日間ほど咲いて授粉をして交配を済ませます。 やはり開花の早いのは早生品種の「つがる」そして「昂林」などの早生ふじの各種、そして「ふじ」、黄色いりんごのシナノゴールドと続き、「こうとく」は2-3日遅れて咲いてきます。 花の大きさや形、咲き方は微妙に違...... 続きを読む
大粒品種 紅秀峰は期待の新星 紅秀峰(べにしゅうほう)は晩生種で、佐藤錦の後に収穫が始まります。佐藤錦より2週間ほど遅い、露地物は山形県辺りでは6月下旬~7月中旬に収穫されています。 『佐藤錦』よりも約2週間ほど遅れて収穫される晩生種の品種です。 簡単に紹介しますと、紅秀峰は昭和54年に山形県で、『佐藤錦』と『天香錦』という品種を交配して開発された比較的新しい品種で、最も人気の『佐藤錦』に比べて大粒で、果肉が...... 続きを読む
佐藤錦 背中を魅せる手詰め 届いた時に驚き、もらって大感激の佐藤錦。それも一粒ひと粒きれいに並べられ化粧仕上げの通常「手詰め」と呼ばれる大粒のサクランボがパックに大盛り状態で盛られていきます。 このサクランボの並べ方「手詰め」は実はお得な商品です。何故かというと通常500g入りのパックに650gが詰められています。何故かというと手詰めは容器はプラスチックのバラ詰めが500g入るのと同じ容器を使います。1㎏(500...... 続きを読む
桃は基本的に常温で保存する 桃は夏のくだもの、冷蔵庫に入れないようにしましょう。冷蔵保管に非常に弱い性質があって鮮度以上に大切な桃の美味しさを失うことになってしまうのです。桃は冷気によって特有のジューシーな本来の甘さが奪われてしまいます。 保存方法については基本的に常温で保存することをおすすめします。ただし、硬い桃と柔らかい桃の好みに合わせて保存方法にも多少違いがありますので、好みの具合に調整することもできます。 ...... 続きを読む