◆◆ ばっちゃん物語 第1話◆◆
■山形のばっちゃんは子供たちに囲まれて元気
山形ではおばあちゃんの事を、親しみを込めて「ばっちゃん」と呼びます。
いつでも、子供たちの成長には大きくかかわっています。
大きくかかわっているばかりでなく、大切な何かを与えています。
ママやパパや、学校の先生ではまかなえないだいじな大事なエッセンス
を植え付けるのが役目なのかもしれません。
いつも穏やかで口数は少ないけど、やさしい眼がいつも温かさをかもし出して
ゆったりとした安心感があるのです。
野菜や草花を育てる土いじりも得意だから、子供たちはいつも不思議な気持ちで
「ばっちゃん、すごい!」って思ってみています。
だから子どもたちは土いじりが大好きになります。
トマトやキュウリを生で食べさせてくれたり、美味しい木の実の在りかも知っています。
何処からともなくお芋も掘ってくれます。
いつも魔法使いのようなことを眼の前で見せてくれるから何か期待してみてしまうんだね
以前はおみそ汁のお味噌を作っていたし、お腹がすいたときは白ごはんに
味噌をつけて食べさせてくれました。その美味しさが忘れられないのです。
いつも学校では教わらない勉強とは違う不思議なことを見せてくれます。
子供たちは、ばっちゃんが大好きで、尊敬しています。
それは何故なんでしょうか。
私たちが忘れかけた何か大事なことがそこにはあるのかもしれません。
いつも気にかけてきた「ばっちゃん」ならではの
ほっこりした温かさを感じるのです。
次回も、私も大好きな、こんな山形のばっちゃんの事を
詳しくお伝えしてみようと思います。