りんごの皮むきの優れもの
おいしいのは分かっているけれど、むいたり切ったりするのが意外と面倒くさいという意見が多い。そんな面倒なフルーツのための専用カッターがあります。今回はあっという間に切れて、使うのが楽しくなるフルーツカッターの中からりんごにカッターに注目し徹底検証してみたいと思います。
この道のプロといわれる合羽橋の老舗料理道具店の6代目、料理道具研究家、飯田結太氏がイマドキの料理道具を徹底研究しているとお聴きし「フルーツカッター」について使いかたのコツをインタビューせていただきました。
飯田さんはNHKの朝の生活関連の番組にも料理道具の研究家として河童橋の若旦那としてゲストでたびたび出演しています。飯田さんは合羽橋の老舗料理道具店の6代目、料理道具研究家、NHKテレビにも出演する若旦那こと飯田結太さん。
フルーツカッター伝道師から
こんにちは! 飯田結太です。フルーツはむくのが面倒だからあまり食べないという人いませんか?誰かがむいてくれたら、切ってくれたら、お店でなら食べるという男性は多いようです。たしかに、ミカンはむかないと食べられないし、パイナップルは切るのが大変。イチゴはへたを取るのが面倒くさい。ならば、楽しんで簡単に切ることができればいいのではないでしょうか?
今回は面倒くさがりの人にはもちろん、料理やデザートをきれいに仕上げたい人にお勧めのフルーツカッターを検証します。
私がフルーツカッターを集めだしたのは子どもがきっかけ。子どもは皮があるとなかなか食べてくれません。とくにミカンやオレンジは面倒くさがるんですよね。チェリーは子どもにとって大きさもちょうどいいし、ひとりで食べられるフルーツだと思ったのですが、大きな種がありますよね。これが分からずに子どもはいきなり噛もうとして「ガリッ」と種が歯にぶつかり、痛いと泣き出すんですよね。
これをどうにかしたいと思ってフルーツカッターを使い始めたら、ハマッてしまいました。
おもちゃみたいなデザインが多いのですが、それぞれのフルーツの特徴をよく捉えていて、本当に気持ちよく簡単に切れるのが楽しい。まさに“かゆいところに手が届く”とはフルーツカッターのこと。
今回はフルーツ専用のカッターの中からりんごに関するグッズを検証してみたいと思います。ではさっそく実践です!
皮むいをてくれたらという人が
りんご皮むき器楽しく使う
今、家族ともどもはまっているのが「味わい食房 りんごの皮むき器(回転式)」なんです。リンゴを丸ごと皮付きのまま中心にあるハリにぐっと刺し込んでセットします。あとはハンドルを回すだけ。横についているピーラーがリンゴの大きさに合わせて移動し、回りながら皮をむいていくというもの。むき終わるとピーラーが離れるので、あとは中央のノブを押してリンゴを外すだけ。とにかく便利です。初めてでも5秒あればリンゴの皮むきが完了!
底に吸盤が付いているので思いきりハンドルを回しても本体が動きません。さらに底は水切り穴が開いているので、使用後は水でジャーっと流せば汚れもすぐに落とせて乾くのも早い!
なんといってもこれでむくととても薄く皮がむけるので、皮やすぐ内側に多く含まれるペクチンやポリフェノールも摂ることができます。ただし、子どもと一緒にやるとついついむき過ぎてしまいリンゴを食べ過ぎるので注意。今が旬の梨にも使えます。
■りんご剥き器を使ってみる
■りんごカッターを使ってみる
リンゴあっという間に8等分
リンゴをむき終わったら、次はアップルカッターの出番です。これは、リンゴを八等分のくし型に切り分けるカッター。中央の芯もきれいに取ってくれます。カッターを両手で握ってリンゴの真上からおろすように切ります。少し力は必要ですが、切れ味は抜群。きれいなくし型になります。
アップルカッターは海外からの輸入品として日本で紹介されたものでしたが、海外のリンゴは日本のものより小粒だったため、日本のリンゴには合わなかったんです。そのうち、日本のリンゴのサイズに合うものが開発されました。それがビッグアップルカッターです。
つがるやふじ、陸奥など、店頭で見かける一般的なリンゴならビッグアップルカッター。小さいサイズのリンゴなら普通のアップルカッターがちょうどいいですね。アップルカッターは、ほかに、10等分用、4等分用、2等分用があります。すべてをそろえる必要はまったくありせん。(笑い)