日本で一番美味しい柿の産地はどこですか?
「紀ノ川柿」という高級ブランド柿が有名。富有柿も高品質で知られています。
和歌山県は「紀ノ川柿」という高級ブランド柿が有名。富有柿も高品質で知られています。
日本における柿の生産量上位3県とその生産量は次の通りです。
- 和歌山県: 約42,000トン(全国シェア19.4%)
- 奈良県: 約29,500トン(全国シェア13.6%)
- 福岡県: 約17,700トン(全国シェア8.2%)
その他の注目産地
福島県:高級品種「吉美人」の産地として知られています
熊本県:大きな品種「太秋柿」の産地です
山形県:「庄内柿」という瑞々しい食感の柿が有名です
和歌山県の主力、富有柿は、柿の王様と呼ばれ、たっぷりの果肉と甘い果汁が絶品ですが、全国でも有数の富有柿の産地であるかつらぎ町で栽培された富有柿は、品質が優れて味がよく、姿が整って美しく、日持ちがよいと言われています。 柿の王様と呼ばれる富有柿の食感はジューシーでたっぷりの果肉と甘い果汁が口いっぱいに広がります。
まとめると最も美味しい柿の産地は個人の好みによって異なりますが、和歌山県、奈良県、福岡県は品質、生産量ともに高く評価されています。これらの地域では、土壌や気候条件が柿の栽培に適しており、長年の栽培技術の蓄積と歴史もあることから、高品質な柿が生産されています。
▼庄内藩士がつくった庄内柿のお話し
庄内柿は刀を鍬に開墾した庄内藩士の魂|味の農園 (ajfarm.com)
▼山形県上山の蔵王干し柿づくり
庄内を代表する秋の果実『庄内柿』は、元々の渋柿がアルコールや焼酎で渋抜きされ果実です。濃厚な独特の甘さ適度な歯ごたえ、種がない種なしの食べやすさが特徴の柿です。平核無(ひたたねなし)「種なし柿」としてよく出回っている品種で「庄内柿」や「おけさ柿」とも呼ばれます。種の無い渋柿が焼酎や炭酸ガスで渋ぬきすると見違える美味しさに変身。やさしい美味しい柿に生まれ変わります。柔らかくなったかきは、ヘタを切り取りスプーンで食べたり、そのまま凍らせてシャーベットにしてもおいしく食べられます。
この庄内柿の開発には諸説ありますが、一人の庄内藩士が関わったとされます。幕末に庄内藩は徳川の有力譜代として戊辰戦争を戦い維新に遭遇して戦い破れ政府軍に帰順します。廃藩置県により領地を失った庄内藩は原野を開墾して開墾地とこの柿を開発しました。