桃の木には何個くらいの桃が出来ますか?
最初は花を摘み、不要の実を取り除く
春は、ピンクの花がかわいらしく色づき、夏になると甘い実を付ける桃。生育がよい果樹で、1年でたくさんの枝葉を茂らせます。そのため、そのままにしておくと幹に日光が当たらず、株が弱ってしまうことも少なくありません。また、大きく甘い実を収穫するためには、摘蕾・摘果も欠かせない作業です。
摘蕾、摘果の目的は、充実した実を収穫するためにありますから、開花したら多すぎる葉を摘む摘花作業から始まります。そして、実が梅干し位になったら摘花します。残したくない問題のある実を落とします。これを何度か繰り返し仕上げの摘果の頃には目標とする着果数にするのです。
桃の樹1本日につき最低500個の実は摘果しないで残されることになります。桃は大きく立派な実を着けるために最初に花を摘花で制限し、次に着いた実を摘果、を幾度となく摘果を続けてようやく収穫を迎えるのです。
▼桃の栽培、摘蕾、摘花、摘果で実を充実する解説
桃は1本の樹に500個の実をつける|味の農園 (ajfarm.com)
桃の満開の様子を動画に
山形県で栽培されている白桃は、一般的な「果皮が赤く果肉が白い桃」です。種類は、あまとう、あかつき、池田、川中島白桃、伊達白桃、西王母、幸茜、夢かおりなど。白桃の人気品種はなんといっても「川中島白桃」 。果肉がしっかりしていて日持ちがよく、甘みと酸味のバランスのよい桃です。
黄桃では黄金桃、黄貴妃、黄ららのきわみ、10月上旬に収穫する光月、黄貴妃は果汁たっぷりで、弾力のある滑らかな果肉が特徴、マンゴーの風味が微かに感じられます。山形の黄桃の歴史は古く、缶詰加工の時代から黄桃栽培ははじまり、現在の品質レベルの高い生食用の黄桃栽培につながってきました。白桃はあまとう、あかつき、川中島白桃、だて白桃と続きます。上品な香りに加えて日持ちも良く、質と量ともにトップにランクされています。