山形で生まれた大粒サクランボの新品種はどんなさくらんぼですか?
大粒の新品種「やまがた紅王」は1997年(平成9年)山形県農業総合研究センター園芸農業研究所で、「紅秀峰」と「C-47-70」という「紅さやか」と「レーニア」をかけ合わせた品種の交配から生まれました
やまがた紅王の大きさは、栽培方法にもよりますが、500円玉より大きい3L〜4Lサイズ(直径3cm前後)と、世界でも最大級の大玉のサクランボとされています。酸味がやや少なく、糖度も20度以上と、山形県の主ブランドの品種である佐藤錦並みの甘さがあります。果肉が硬いため日持ち性に優れたところは海外への輸出にも期待される新品種です。食味は良好です。
「佐藤錦」は糖度が高く、甘さ十分、そして酸味とのバランスが抜群に良い品種です。赤く色付いた果実は甘さが濃く、プリプリのさくらんぼが口の中ではじける食感はたまらない美味しさです。大粒になるほど、果肉が厚く果汁たっぷり。
甘さの中に程よい酸味が加わったジューシーな食味はさくらんぼの最高峰です。また、山形県では、ブランド品質を守るため、細かくサクランボの状態を基準化し、「秀」「優」「良」にランク分けされています。等級では「秀」以上。規格サイズで選ぶならL以上だと美味しいサクランボに出会えることでしょう。