お米の苗は苗から稲へ大きく成長し変身します
梅雨を直前に控え稲は苗から稲へ変身、生育は勢いが付いてきました。
草丈(稲の身長)は30センチ程になってきました。
生育が旺盛になってきましたので、毎日水が減った分を補うのではなく。
灌水するときは水深を深く、目いっぱいの灌水をします。これは茎を太くするためにおこないます。
1回灌水したらそのまま水深が2-3センチ位に減るまで待って再び灌水するようにします。
間断灌水といって1本1本の茎を太く充実したものにするために水かさを深くしては暫くそのままに、といったことを繰り返し行います。
水の深さで稲を守り1本1本の茎が太っていくよう育てるメリハリのある灌水をするのです。
稲は「分けつ」で大きくなっていく
田植えされた苗が太くなって分けつして茎の数が増えてきます
生育は順調すぎるほど「分けつ」して茎数が増している状態になりました。
「分けつ」とは茎が太って枝分かれすること言います。「分けつ」することによって株は大きくなっていくのです。
田植えされた苗の数は3-4本なのですが、収穫のころまでには25本~30本くらいまでなります。
それは苗の茎が太ってきて枝分かれする現象「分けつ」があるからです。分けつ(茎数)が
最高になるのは通常6月下旬とされていますが、決して多ければいいわけではなく(茎数が多過ぎると陽当たりが悪くなったり
病気の原因にもなる)栽培計画で茎数が何本にするか、あらかじめ計画して肥料などの栽培管理を決めているのです。
田植え後の初夏のようなお天気で、強風や低温もなくいたって順調。
草丈(稲の身長):23センチくらいか。