種播き作業の順序を簡単に説明
■お天気:曇り、気温8℃、お米の播種。4月8日、4月11日種を播きました。品種は、はえぬき、コシヒカリ、つや姫、ひとめぼれです。
種をまくときは、品種を交ぜて播種すること出来ないので品種ごと別の種子が混ざらないように注意して作業します。
- 種播きの前にする準備は、種子の消毒(3-4日前)
- 種子の芽出し(前日まで)
- 育苗箱に育苗用の土を均一に入れて準備します。
田植え機械に合わせた樹脂製の育苗箱に播いていきます。
本日の予定はは「はえぬき」350枚です。今日はササニシキ240枚、コシヒカリ300枚、昨日はつや姫、ミルキークイン、ひとめぼれ
まず、育苗箱(種を播いて苗を育てる土の入った箱)を播種機のベルトコンベアーに乗せながしていきます。
その後
①灌水して、②種を播く、そして③種子の上から土をかけていく作業。この作業を機械がします。
水の調整、種や上にかける土の補給を人が管理します。
そして、播種された箱を軽トラックに積んでビニールハウスに運び並べていきます。
育苗箱がきれいに並べられたら、保温と保湿のための上にマルチシートを全面に敷きます。
昨日は北風が強く時々雪が舞う荒れたお天気でした。寒さの中で大変でしたが今日は
お天気に恵まれました。お天気がいいと仕事もゆったりした気分で出来ます。お天気が続けば3-7日で芽が出てくるでしょう。楽しみです。
はえぬき 種播きは苗作りの準備です
1、種の準備、お米の種とは殻付きのお米を籾(モミ)といいます。
この籾は約1か月前に比重が重く充実した種を選ぶために塩水を使って選別したもの。その後、病気にならないように消毒しました。籾はそのままでは芽が出にくいため稲の芽を出やすくするために温泉のお湯でで温めて少しだけ芽を出したモノです。
2、土の準備をします。
播かれた籾の上にかける土は加熱して細かく砕かれた粒子の細かなものを使います。
3、種播きする機械に送り込む
予め土の入れてある箱にたっぷり水かまかれ、次に種が播かれて行きます。
4、播かれた種が埋まるほどの土をかける
播かれた種が乾かないように種の上に細かな土をかけていきます。
4、土をかけられた箱をトラックに積む
約120箱摘み込みます。この時は5台のトラックを使い600箱を積みこんで、終ったらビニールハウスに運びます。
温室に並べてマルチシート(薄いビニール)をかけて保温します
5、種の播かれた箱をトラックでビニールハウスに運ぶ
種が播き終わった箱はビニールハウスに並べていきます。並べ終わるとマルチシートという薄いビニールで覆い保温に努めます。苗の箱は土が入ったうえに水をたっぷり灌水しますから、重くなります。120箱ずつ軽トラックで温室まで運んでこの箱を並べる作業は水がたっぷり含んだ箱は重いので、力のいる作業です。
6、ビニールハウスに種を播いた箱を並べ田植まで育てます。約1カ月かけて育てます。
芽が出て一枚の葉がのびきる頃までマルチシートで覆い、その後マルチシートを取り外して出来るだけ日光を当てて丈夫な苗を作ります。
全部で1500箱種播きして、温室に並べてマルチシートします。
この恵まれた風土で育てられた「庄内ブランド」「山形ブランド」は、おいしいお米「つや姫」や「はえぬき」を代表に良食味・高品質が自慢です。 日本穀物検定協会による平成27年産米食味ランキングでは、山形県産の「つや姫」「ひとめぼれ」「はえぬき」の3銘柄すべてが、最上級の「特A」の評価を得ました。