庄内平野の鳥海山の湧水でうまれる牛渡川
鳥海山の麓、遊佐町箕輪地区に、鳥海山2236mの湧水を集め日本海へと注ぐ小さな川“牛渡川”が流れています。全長は約3km。湧水を源とするその流れは冷たく、どこまでも澄み渡っています。
夏には牛渡川の清流に梅の花に似た小さな花が咲きます。清流の象徴といわれるバイカモ(梅花藻)です。そこに11月の下旬からは鮭が遡上してきます。ちょうど今が最盛期、孵化場のある箕輪漁業生産組合の施設には続々と鮭が遡上して、施設内のイケスに入って来ています。
ここに戻ってくる鮭は、この川の神秘さににるのか、他の川に遡上するサケとは違って見えます。「牛渡川」の近くには鳥海山の湧き水だけを水源とする「丸池さま」と呼ばれる神秘的な信仰の池があります。
白神山地の十二湖を思い出せる、水の透明度、深く澄み切った青い水、これはまさにパワースポットではないかと思いますが・・・いますごく人気のスポットになりつつあります。
この鳥海山からの湧水は海からも湧きだし日本海の魚介類を育み、川となって庄内平野北部のお米を潤してくれます。
春の牛渡川
鮭の登る晩秋の牛渡川
「つや姫」の一番の特徴は、なんと言ってもその「美味しさ」です。
際立つ「粒の大きさ」、「白い輝き」「旨さ」「香り」、「粘り」は、ごはんそのものがご馳走。
る(財)日本穀物検定協会の食味官能試験(実際に食べてみて、食味を判断する)において、外観については「艶がある」、「粒が揃っている」など、味については「甘みがある」、「うまみがある」などの評価が得られました。
その美味しさのルーツは明治時代に冷害の中でしっかり穂を着けた1本の稲から生まれた「亀の尾」という品種に由来しています。
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