ラフランス食べ頃は完熟のとき
「ラフランス」は食べ頃になっても果実の色が黄色に変色しない場合が多いので、プロでないと食べ頃の判断が難しい果物です。しかし、そのプロの使っているコツさえつかめば簡単に食べ頃がわかります。
ラフランスの食べ頃は完熟のときが最高の食べ頃といえます。またラフランスは食べ頃になるまで常温で保管して下さい。
食べ頃をむかえた「ラ・フランス」は濃厚で芳醇な香りととろけるようななめらかな舌触りで「西洋なしの女王」の名にふさわしいくだものです。
さて、「ラ・フランス」の食べ頃ってどう見分けるのか、簡単な見分け方をお伝えしてみようと思います。
ラフランス食べ頃3ポイント
1、「軸」とその周り
▼収穫した時は緑色のみずみずしい「軸」にシワが見えてきたときはもうそろそろ完熟に近い状態です。しかしもう少しすると「軸」の周りの果肉にもシワが見えてきます。こうなるともう食べ頃です。熟れてるイメージは軸とその周辺に現われるシワがはっきりしてきたら完熟の証し。
▼未熟な場合はまだ軸がみずみずしく張りがある。上の画像と比べるとしわがありません。まだ完熟していません。果肉も固い。
2、「お尻」とその周り
▼果実の表皮の全体はまだ緑色でも、「お尻」の方を見ると黄ばんできます。そしてラフランス自体の重さで少し茶褐色に変色するところが見え始めてきます。こうなると食べ頃は近い、食べ頃になっているといえます。お尻を見るとすでに果肉が黄色みをおびて軟らかくなって、茶色に変色し始めている完熟している証しです。
3、全体に黄色みを感じ、ラフランス独特の甘い香りが漂う
「軸」と「お尻」の変化が確認できたら今度は香りです。果肉からラフランスの甘い香りが立ち始めます。果肉に鼻を近づけると独特のラフランスの完熟の甘い香りを感じとれるはず。もう完熟とみていいでしょう。
▼上の画像、ほぼ完熟になり濃厚な甘い香りがしてくる。そして、軸と周りにはシワが観られ、黄色みが感じられる状態。
▼下の画像、軸にまだシワも無く、全体の色も緑が強いのでまだ早い。果皮に張りがあり完熟の香りもなく果肉も固いままです。
完熟ラフランスの食べ方
食べるのを急ぐ場合は常温(暖かいところだと早く熟れます)保存したいときは冷蔵庫に保管するのが基本です。温度管理で食べ頃を早めたり遅くしたりできますから、上手に温度を管理して完熟にして美味しく召し上がってください。
完熟になったラフランスは冷蔵庫に冷やしていただきます。皮をむいて芯を取りだしてリンゴのように食べるのもいいのですが、完熟したラフランスは果汁が滴り手がぐちゃぐちゃに汚れやすくなります。
そこで、手が汚れない食べ方として、ナイフで半割にして、スプーンで芯をくり抜いてからスプーンで果肉をすくいながら食べます。とても簡単にいただくことができますからお試しください。
ラフランス完熟と食べ頃 まとめ
ラフランスを美味しく食べるいちばん大事なことは「完熟を見極める」ことです。ですからチェックポイントをしっかりおさえて完熟で召し上がってください。ラフランスは食べ頃になってから美味しく食べられる期間は数日程度です。
たくさんお求めになった場合やもっと長い期間「ラフランス」を楽しみたいという方は食べ頃になったラフランスを冷蔵庫で保管します。
完熟になったラフランスは冷蔵庫で冷やして早めに食べましょう。保存したいときは冷蔵庫に入れまま保存できます。長く保存したいときはポリ袋に入れ冷蔵庫で保存しますが、完熟したものは冷蔵庫でもあまり長くは持ちません。常温よりは長持ちしますが出来るだけ早く食べることをお薦めします。
▼食べ頃を見分けるチェックポイントおさらい
1、硬さ:食べごろになると「軸」にシワが見えて、軸の周りにもシワが見えてきます。
2、色:全体と特に尻の部分は、果皮色の緑色が少し抜けやや黄色みを感じてくる。
3、香り:果肉からラフランスの独特の芳香が出るようになる。甘い香りが漂う。
▼ラフランスの収穫風景10月中旬
▼味の農園では皆さまにお届けする際、1箱の中に熟期をバラつかせるように箱詰めしております。完熟が全部同時なってしまうと一度に全部食べきれなくなってしまうからです。輸送中にラフランスが痛まないように食べ頃の3-4日前のものから、10-12日くらいで食べきれることを想定してお届けしております。完熟したものは冷蔵庫で冷やしてお早めにお召し上がりください。