ラフランス選びは難しくない
ラフランスは甘味の中にほんのり酸味があり、果汁たっぷりの果肉は濃厚な香り、にとろけるような食感、まろやかな口当たりで西洋なしの中でも高い評価を得ています。しかし、課題として熟しても果皮の色はあまり変わらず、食べ頃がわかりづらいという問題があります。
このように、食べ頃がが難しいゆえに完熟になると独特の香りが漂い軸の周りの果肉は弾力をおびて、果汁たっぷりのクリーミーな果肉を楽しむことが出来るのです。多くにの皆様にしっかり完熟を確認して召し上がっていただき、本当のラフランスの味を楽しんでいただきたいのです。
「完熟で食べる」この点に注目して「ラフランスの選び方」の説明を加えてみましょう。コツさえつかめば決して難しいことではありません。
美味しいラフランスの選び方
ラフランスを外見から判断するのは難しいのですが、ただ、キズが付いているものは避けましょう。大玉、小玉ともに味に大きな差はないのですが、食べやすさ、食感から3L、4L以上の大玉はボリュームがあるので皮が剥きやすく食べやすいのでお薦めです。
ラフランスは完熟でさえあれば、美味しくいただくことができます。完熟を見極めるポイントをおさえてお召し上がりください。
ラフランス 選び方のポイント
1,ズッシリ重みがあり、ふっくらとした形のものがよいでしょう。形が悪かったり果皮が茶色いなど、見た目に関することはあまり気にしなくても大丈夫です。
2、ラフランスは大きさの割にズッシリ重いものを選びます。果肉が緻密な証しですからクリーミーな美味しさが楽しめます。
3、サイズは大きめの3L以上がおススメです。完熟になるほど皮むきが滑りやすいので4L,5Lなど大きいほど皮がむきやすく、ボリュームがあって食べやすくなります。
ラフランスは完熟を見極めるのが難しいので産地での予冷済みを選びましょう。完熟で召し上がることが美味しいラフランスを食べる原則です。
またラフランスの平均サイズは200~250gくらい。出荷されるのは10月下旬頃からです。またラ・フランスの枝変わりで果皮が茶色い「ゴールド・ラ・フランス」もあります。
ラフランスの完熟とは 食べ頃3つのポイント|味の農園 (ajfarm.com)
産地で行う完熟にする準備
ラフランスが流通するにあたって「食べ頃」を出荷ケースごと均一にするのに役立っているのが、「予冷」という方法。産地、山形県ではラフランスは収穫されるとすぐに摂氏2~5度の低温貯蔵庫に入れ、10日間ほど呼吸作用を抑制します。
予令されたラフランスが予冷庫から出され常温の中で14日程すると一斉に食べ頃を迎えることになるのです。
その仕組みは次の通りです。「予冷(よれい)」とはラフランスを収穫した後に行う低温管理の事をいいます。低温冷蔵庫に入れ果実の呼吸を抑制することをいいます。そして予冷して10日位後になって常温に戻すと、ラフランスは一斉に呼吸してデンプンを糖分に変え、「予冷」から常温に出して約2週間後が完熟の食べ頃になるのです。
産地の山形ではラフランスの食べ頃がいつなるのかを考慮して、その日から逆算して、消費地に到着して5-6日で完熟になるように発送する日にちを決めています。
このようにラフランスは予冷をすることで、スムーズに完熟をむかえることができます。ラフランスを選ぶには、お店の人に聞くなどして余冷済みのラフランスをお求めください。
ラフランス完熟見極めポイント
ラフランスは熟しても果皮の色があまり変わらないため、食べ頃かどうかの判断が少し難しい洋なしです。収穫した時は緑色のみずみずしい「軸」にシワが見えてきたときはもうそろそろ完熟に近い状態です。
しかもう少しすると「軸」の周りの果皮にもシワが見えてきます。こうなるともう食べ頃です。完熟の証しといえます。ただし、店頭で果実を押すと傷つけてしまうおそれがあるので、よくわからない場合はお店の人に聞いてみるのもいいでしょう。
1、硬さ:食べごろになると「軸」にシワが見えて、軸の周りにもシワが見えてきます。また尻の部分が黄色になってやや軟らかくなる。
2、色:全体と特に尻の部分は、果皮色の緑色が少し抜けやや黄色みを感じてくる。
3、香り:果肉からラフランスの独特の芳香が出るようになる。甘い香りが漂う。
完熟でないと美味しくない理由
完熟したラフランスは果汁がたっぷり皮を剥くと果汁がしたたるほどになり、ラフランス独特の甘いさわやかなかおりにつつまれる。果肉は白く柔らかくまろやかな甘味が口いっぱいに広がります。口に含むと噛むことをしなくとも果肉がとろけてくるのを感じるほどです。
このように、完熟したものを食べるのと、そうでないときに食べるのでは大きな違いがあるので、ラフランスの食べ方をしっかり理解していちばん美味しいときに召し上がってラフランスの本当の美味しさを見つけてください。きっとラフランスの美味しさの奥深さに気づかれることでしょう。
特に、完熟していないラフランスは香りも無く固くガリガリの大根でも食べているように甘さも旨みもありません。どうぞ、完熟を見分けるコツをつかんで、ラフランスの本当の美味しさを見つけてください。
そして、完熟のラフランスとは 果肉がとろっと滑らかで果汁がしたたるイメージをいいます。ぜひ、完熟もしくは完熟に近い状態で召し上がっていただくことで本当のラフランスの美味しさの秘密がご理解いただけるのではないかと思います。
美味しいラフランス選び まとめ
ズッシリ重みがあり、ふっくらとした形のものがよいでしょう。形が悪かったり果皮が茶色いなど、見た目に関することはあまり気にしなくても大丈夫です。ただ、キズが付いているものは避けましょう。
大玉、小玉ともに味に大きな差はないのですが、食べやすさ、食感から3L、4L以上の大玉はボリュームがあるので皮が剥きやすく食べやすいのでお薦めです。
「予冷」とは低温冷蔵庫に入れ果実の呼吸を抑制することをいいます。そして常温に戻すと、ラ・フランスは一斉に呼吸してデンプンを糖分に変え、「予冷」から常温に出して約2週間後が食べ頃になるのです。
■美味しいラフランス 選び方のポイント
1、ラフランスは大きさの割にズッシリ重いものを選びます。果肉が緻密な証しですからクリーミーな美味しさが楽しめます。
2、サイズは大きめの3L以上がおススメです。完熟になるほど皮むきが滑りやすいので4L,5Lなど大きいほど皮がむきやすく、ボリュームがあって食べやすくなります。
3、ラフランスは完熟を見極めるのが難しいので産地での予冷済みを選びましょう。完熟で召し上がることが美味しいラフランスを食べる原則です。
▼ラフランスの収穫風景 小座間農園