和梨の保存方法について
保存の基本は、水分を保つこと。5℃～10℃の低温で温度変化を出さないで保存することです。ですから、特に外気が暑い時は、できるだけ冷蔵庫の開閉も少なくできるとより効果的です。
和梨は、冷蔵保存するのが最も日持ちします。
冷蔵保存する場合は、以下の手順で保存します。
1，和梨を洗わずにキッチンペーパーで包みます。
2，キッチンペーパーで包んだあと、食品用ラップで包みます。
3，食品用ラップで包んだ梨をポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室に保存します。
4，注意するのはヘタを下向きにして保存すると保存性が高まります。
常温保存も可能ですが、3～4日程度で食べきることをおすすめします。常温保存する場合は、新聞紙やポリ袋に入れて風通しの良い冷暗所で保存します。
和梨は基本的に夏の果物なので、冷やし過ぎ（3℃以下）や寒すぎる場所での保管や乾燥が苦手です。冷蔵庫の比較的温度の高い野菜室等での保管がベターです。
新聞紙やキッチンペーパーに包んでポリ袋に
和梨は常温保存できますか
和梨は常温で保存できますが、乾燥しやすいため、3〜4日を目安に鮮度を優先して早めに食べるようにしましょう。常温で保存する場合は、風通しがよく、日光の当たらない涼しい場所で、1個ずつ新聞紙やポリ袋などで包んで保存します。
冷蔵庫で保存する方が、温度が低いのでより長く日持ちします。冷蔵庫の比較的温度の高い野菜室等での保管がおすすめです。常温の場合と同様に水分が抜けないようにポリ袋で保存します。
和梨は夏の果物なので、寒すぎる場所での保管と乾燥が少し苦手です。また、ヘタの所で多く呼吸をするので、ヘタを下に向けて、お尻を上向きに保管すると呼吸が抑制され鮮度が維持されやすくなります。
和梨を保存するには軸の方を下にして保存します
冷蔵庫での保存期間の目安は
和梨は品種によりますが冷蔵庫で最長2ヶ月保存できる品種もあります。ただし、品種によって保存期間が異なります。王秋や新興などの限られた品種は、2ヶ月以上保存することができます。
通常、和梨を冷蔵庫で保存する場合は、1週間を目安にしましょう。梨は乾燥に弱いので、ひとつずつキッチンペーパーや新聞紙に包み、チャック付きの保存袋やポリ袋に入れて密閉し水分の保持に努めると鮮度良く保存できます。
また、和梨は洋なしと違い冷蔵庫に入れて追熟することはないので、できるだけ早く召し上がるのが美味しく食べるコツです。その際にヘタの部分を下にすると品質が落ちにくくなります。梨を食べるときは、1～2時間前に冷蔵庫に入れ冷やしてからお召し上がりください。
ただし、あまり冷やし過ぎると甘味の感じ方が薄れてしまうことがあるので、冷蔵時間は2時間くらいがおすすめです。
和梨はキッチンぺーパーに包みポリ袋に入れ保存
和梨は洋梨のように追熟するか
和梨は洋なしと違い追熟しないため、置いておいても甘くなったり、シャリ感が増したりすることはありません。ただし、冷やすことで糖度が増すため、冷やした梨を食べると甘く感じます。つまり、お手元に届いて出来るだけ早く名上がるの良く、食べる2－3時間前に冷蔵庫で予め冷やして召し上がるのが美味しい食べ方になります。
和梨は常温で保存することもできますが、冷蔵庫で保存する方が長持ちします。冷蔵庫で保存すると、味の劣化がしにくく1週間から10日ほど保存することができます。
和梨の皮は薄く剥くのでピーラーで剥くのが便利
美味しくない梨を甘くする
和梨を甘くする裏ワザとして、砂糖を振りかけて冷蔵庫で一晩置く方法があります。梨1個につき大さじ1.5杯ほどの砂糖を振りかけ、フタをして密封した容器に入れて冷蔵室に入れて一晩置く方法です。
砂糖を振りかけることで、糖分濃度の差が生じ、薄い濃度のものから濃いものへ水分が出ていく「浸透圧」という現象が起こる漬物の原理を使った方法です。
甘くない和梨や美味しさの足りない梨を甘くするには、和梨を皮を剥いて8等分に切り分けます。砂糖を振りかけて冷蔵庫で保存することができます。ラップして砂糖を加えると、水分が抜けて甘みが強まります。ただし、果肉がやわらかくなり、シャキッとした食感は弱くなります。
和梨を8等分に切り分け皮を剥いて処理します
和梨もっと甘い味で食べたい
砂糖を加えてもっと美味しく、また別の食感を楽しみたい場合の手順です。
1和梨を皮むいて、8等分くらいに切り分けます。
2ボウルに移し砂糖を梨1個につき大さじ1.5杯ほどの砂糖をまんべんなく振りかけ
3ラップをして、容器を冷蔵室に入れて一晩置きます。
和梨は冷やすと糖度が増します。梨に多く含まれている果糖には冷やすと糖度が増やす成分があるためです。
また、皮をできるだけ薄く剥き、芯の部分をきれいに取り除くことで、梨の甘みを十分に味わうことができます。意外に甘さばかりか風味も増強され美味しさが引き立ちます。そして、それを冷凍にして食べることも新しい食べ方の発見になります。お試しください。
ジップロックなど冷凍保存袋に入れ冷凍保存
和梨は冷凍保存できるか
和梨は冷凍保存できます。和梨は、常温では3～4日、冷蔵庫では1週間から10日程度しか保存できませんが、冷凍すると1ヶ月間は保存できます。
和梨を冷凍するときは、食べやすいように切り分けてもいいですし、丸ごとでもOKです。カットして冷凍する場合は、茶色く変色する前に冷凍庫へ入れると変色せずに保存できます。
冷凍した和梨は、凍ったままもしくは半解凍して、シャーベットとして食べるのがおすすめです。完全解凍されるとシャキシャキした食感が失われてしまうため、半解凍くらいで食べるようにすると暑いときの美味しい食べ方が発見できます。
和梨は8等分にカットし芯を外し皮を剥きます
和梨を冷凍する手順とは
1、和梨を縦半分に切って、切り口を下にして放射状に1個を8等分にくし切りします。
2，8等分したら先に芯を取り除き、皮をむきます。
3，冷凍用の容器又はラップに梨を重ならないように並べ蓋をし、ラップはしっかりと包みます。
4，冷凍用保存袋又は容器に入れて空気を抜きながら袋の口を閉じ、冷凍室で保存します。
和梨を1個のまま先に皮を剥く場合はピーラーで安全に皮を剥くことができます。その場合は8等分してから芯を取り除きます。
▼和梨を美味しく食べる保存方法
