リンゴで健康ケアを実現
生活習慣病として、血糖・血圧・肥満・消化器系の悩みなどがありますが、りんごを毎日の食生活に取り入れることで健康的なケアが期待できます。 りんごに豊富に含まれるカリウムは、高血圧などの原因となるナトリウム(塩分)を排出する働きをします。 カリウムは野菜にも含まれていますが、茹でるなどの加熱調理によりかなりの量が流出します。
りんごの皮部分にはポリフェノール、β-カロテン、食物繊維などがりんごの皮の部分により多く含まれていることが分かっています。
効率的にこれらの栄養素を積極的に摂取したい場合には皮つきのりんごを食べるのがおすすめです。 皮部分が苦手、かたくて食べづらい、といった場合はおすすめのレシピでアレンジして食べてみてはいかかでしょうか。
皮つきのりんごを薄くスライスして食べるのです。リンゴ独特の香りもまして風味良く抵抗なく食べることが出来るようになります。
皮つきりんご食物繊維が豊富
皮付きのりんごは、皮をむいたものよりもビタミンCは13%、ビタミンB6は10%、ビタミンKは27%、カリウムは16%多い。食物繊維にいたっては、46%も多いことから皮つきリンゴをおすすめするが理由の一つです。
もし、レシピに皮をむくように書いてあっても、りんごは皮付きのまま調理してみて。皮が内部の果肉を守ってくれるだけでなく、高濃度の栄養素とファイトケミカルは皮のすぐ下の部分にあります。皮をむくと、大事な食物繊維も一緒に捨ててしまうということになります。
りんごの皮や皮の近くの部分には、果肉部分に比べると食物繊維は約1.5倍、ビタミンCも約1.6倍多く含まれています。 またりんごに含まれるアントシアニンも皮付近に多く含まれているので、りんごを食べる際はぜひ皮ごと食べるのがおすすめです。
そしてりんごポリフェノールの主成分であるプロシアニジンは、果肉の部分にも多く含まれており、緑茶や赤ワインに含まれているポリフェノールより強い抗酸化力があるのです。なお、りんごをカットして放置すると茶色くなるのは、ポリフェノールが酸素と反応するためなので、変色を防ぐために塩水につけると良いでしょう。
リンゴの変色防止の効果は
りんごが酸化して変色するのを防ぐために、水にさらさなくて済む方法がある。カットしたりんごをボウルに入れて、ビタミンCたっぷりのレモン果汁をスプーン一杯ふりかければ確保できます。
ちなみに、スライスした皮つきのりんごは、ジッパー付保存袋や保存容器に入れて冷蔵保存が可能。使いたいときに使いたいだけ調理に使え、鮮度も栄養素もキープできるから覚えておいてください。
りんごを切ると変色してしまうのは、りんごが空気に触れることでポリフェノール酸化酵素が作用して、酸素とタンニンと結びつけて化学反応を起こしてしまうからです。つまり、切ったリンゴが茶色になるのは、リンゴに含まれるポリフェノールの一種であるエピカテキンやクロロゲン酸が酸化酵素によって空気と反応して酸化し、褐色に変色するといわれています。
変色に意味するのはポリフェノールが失われることです。リンゴは酸化して茶色にならないように食べることが大切です。
りんご加熱 食物繊維が数倍に
リンゴには食物繊維ペクチンがたくさん含まれています。お腹の調子を整える整腸作用などがあるといわれます。りんごの実と皮には多くのペクチンが含まれていますので皮ごと食べることによってペクチンを大量に摂取出来ます。このペクチンは天然の整腸剤といわれるほど、下痢にも便秘にも良く働く優れものといわれます。
注目したいのはりんごを100℃以上で加熱調理することによって、ペクチンが6-9倍にもなるという研究結果です。もちろん皮つきリンゴでコンポートやアップルパイにすれば実現できます。
りんごの秀でた健康メリット
どんな食生活を送っている人でも、毎日の食事にりんごを加えるのはとても良いことです。これに野菜などを加えるととてもバランスの良い食事になります。りんごサラダはおすすめです。
また、りんごは意外にお腹に満腹感が感じられる食材です。少ない量で満足できるのでお腹には食べ過ぎないので満足感を与えることになります。
りんごは、おなか周りにとって最高の果物のひとつです。中くらいサイズのりんごには約1.8g の食物繊維が含まれ、1個77キロカロリーという適度なエネルギー量だから、自然由来の甘いスナックとして朝・昼・晩を通じて食べるとカロリーを抑えることができます。
お腹の健康は腸内細菌
りんごの食物繊維の中には、プレバイオティクス食物繊維ペクチンが含まれています。この成分は腸内細菌の栄養になり、腸内細菌が成長して増加するのを手助けする働きがあります。腸内細菌量と種類が増えて腸内フローラを形成してくれます。
そして、腸内環境が改善されると、体全体の健康にもいい影響が現れる。またこの食物繊維には、消化管を通る老廃物の通過を促進するため、排泄物を増やして腸を健康に保ってくれる効果もあります。
▼レンジで簡単レシピりんごコンポートゼリー