りんご1個で医者いらず
英国のことわざで、1日1個のりんごは医者を遠ざける」または「「風邪にはりんご」といわれ、TVや雑誌などで病気の方へお見舞いの際に、花やりんごを渡す場面を目にしたこともあると思います。
一日一個のりんごで医者がいらなくなるほど、りんごは健康にとってよい食べ物だという意味です。ことほど左様に実感されている方も多いのではないでしょうか。
このように、りんごは民間療法の一つとして、お腹の調子が悪いときには、すりおろしたりんごを食べるなど生命力を与えるフルーツという印象があり、りんごには様々な健康への効果効能があります。
りんご1個の力を最大化する
りんごは保存性も高く、一年中購入できる果物です。この保存性の高さと通年安定した供給があるので、比較的おお手頃価格で手に入ります。お店の棚から消えることもないようです。1個のりんごでも、そのまま生で食べたりコンポートにしたり、すりおろしたりとりんごには様々な食べ方やそれぞれにメリットがあります。
すりおろしりんごの場合は、離乳食初期のお子さん用に冷凍保存ができ、すり下ろしている分、丸かじりするよりも消化が良いというメリットがあります。
また、すりおろしりんごは料理にも使えます。豚肉との相性も良いので、ソテーした生姜焼きにりんごのすりおろしを加えると、りんごの酵素でお肉も柔らかくなるのでとてもお勧めです。
りんごを生で食べる効果
りんごをそのまま食べると、噛む回数と満腹感が増しダイエット効果や、皮つきで丸かじりした分、ビタミンCも破壊せず栄養を逃さない効能があります。目的にあった食べ方で、りんごをすりおろしたりカットしたりしてみてはいかがでしょうか。
“An apple a day keeps the doctor away.”というイギリスのことわざをご存知ですか? 「1日1個のりんごを食べていれば医者にかからなくて済む」という意味です。
りんごは古くから栄養価の高い食材として知られていました。そのイギリスでは皮つきで生で食べるのが定番のようです。あとはアップルパイなど菓子にして食事のデザートですね。
りんごのベストな食べ方
りんご1個(200~250g)は、約140キロカロリーで、糖質は約35〜40gです。つまり、りんご1個でお茶碗1杯分に匹敵する糖質を含むので、糖分をエネルギーとしてすぐに消費できる「朝〜15時」くらいがりんごを食べるベストタイミングといえるようです。
出来れば栄養価値の高い皮ごと食べるとなおさら、大きな効果が期待できます。意外に皮ごとは食べずらいので薄くカットするなどの方法などを工夫しましょう。
リンゴ加熱すると効果あり
リンゴには食物繊維ペクチンがたくさん含まれています。お腹の調子を整える整腸作用などがあるといわれます。
りんごの実と皮には多くのペクチンが含まれていますので皮ごと食べることによってペクチンを大量に摂取出来ます。このペクチンは天然の整腸剤といわれるほど、下痢にも便秘にも良く働く優れものといわれます。
注目したいのはりんごを100℃以上で加熱することによって、ペクチンが6-9倍にもなるという研究結果です。
りんごとバナナの相性は
さらにダイエット効果を期待するなら、朝にりんごと一緒に、栄養バランスに優れたバナナを食べるのもお勧めです。バナナも食物繊維が豊富でとてもりんご同様に良い食品として知られています。
バナナにはフラクトオリゴ糖が含まれているため、腸内菌の餌となります。また腹持ちも良いためダイエットを意識している方にも向いていますし、むくみ解消にも効果的な南国の果物です。
バナナは低カロリーと言われ1本でご飯茶椀半分の約86キロカロリーなうえ、糖質の吸収が緩やかなので、血糖値の上昇が少ないりんごと組み合わせて食べるとよいでしょう。相乗効果も期待出来るようです。
1日200gりんご1個目標に
りんご1個(約250gの場合)は、約140キロカロリーなため、夜は半分だけ食べるようにするなどして工夫するのも良いですね。
腸活にも効果的で1回の食べる量はどれくらいにするべきというと、成人の大人が摂る果物の1日の目標摂取量は200gとされていますので、1日あたりりんご1/2〜1個を摂るのが理想的です通常サイズのリンゴ1個200gと考えていいでしょう。
朝半分、午後の空腹時半分が理想でしょう。1回の食べる量は、1日の目標摂取量から逆算して考えるとよいでしょう。
りんご一日1個で健康に
農水省が過去に提案した「毎日くだもの200グラム運動」があります。日本人の毎日の食生活に果物を定着させるために、果物の小売業者、生産団体、その他の関係機関等が、各々独自の果物の販売活動や果物に関する知識の普及啓発活動です。
実は意外ですが日本人のくだもの摂取量は140gしかありません。これは農水省の資料ですが、先進国では最低レベルの値になります。アジアの中でも低いレベルでにわかには信じがたいレベルです。
「毎日くだもの200グラム運動」の趣旨はアンチ生活習慣病にあります。毎日のりんごを食べて「医者いらず」を実現したいものです。リンゴ1個で健康生活を図るための身近な運動といえます。
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