シャインマスカットの魅力
大粒ぶどうのなかでも、近年、特に人気の高い「シャインマスカット」は、国立研究開発法人農業・食産業技術総合研究機構(旧・農林水産省果樹試験場)が開発し、2006年に登録された品種です。
果皮は黄緑色で、マスカットの香りも豊か。糖度は20度前後と高く、酸味は少なめ。種なしで、皮が薄いため皮ごと食べられるのが特徴で、小さなお子さんやご高齢の方でも食べやすく、手軽に楽しめるのも大きな魅力です。味の良さはもちろん、果肉がしまって日持ちがよく、果皮の色の美しさと豪華なボリューム感は、大切な方への贈り物や、お礼の品としても最適です。
多くの評価の共通点は 1,皮ごと食べられる 2,粒が大きい 3,濃厚な香りと食味、他のブドウを圧倒した評価になっています。
シャインマスカットの選び方
秋が深まると、店頭に大粒ぶどうがずらりと並び、とても華やか。ぶどうの甘く爽やかな香りに、思わず足を止めてしまいますね。でも、たくさんのぶどうの中から、どこを見て選んだらいいのかと、迷ってしまうこともあるでしょう。
▼ぶどうの新鮮さを見分ける目安として
1,『果皮に張りがある』:シャインマスカットには果肉の盛り上がり見えてツヤがあり大粒のも
2,『軸が緑色』:房につながる枝、軸が太く緑色で新鮮なもの。また実の粒の色が緑に近い色濃いものはマスカットの香りが強く、黄色に近いものは甘味が強いです
3,『果皮に果粉(白い粉)がついている』:白い粉はブルームといい、ぶどうが自身の新鮮さを守るための物質です。
保存するにはブルームを残して保存すると日持ちがします。果粉(ブルーム)は、果実を雨や病気から守るため果実から分泌される天然成分で、多くついているほど新鮮な印です。
また、シャインマスカットは果皮色が緑色に近いほど未熟、黄色に近いほど過熟となります。山形県の生産農家さんは「シャインマスカットカラーチャート」を使って完熟期を見はからって適期に収穫していますので、店頭に並んでいるものはどれもおいしいです。
特性としては、より緑に近い色濃いものはマスカットの香りが強く、黄色に近いものは甘味が強いです(果粉がついている場合は少し白っぽく見えます)。このように、シャインマスカットの果皮色に注目すれば、『マスカットの香りを楽しみたい』『より甘いものが食べたい』などのお好みに合わせて果実を選んでいただけます。ぜひ、参考にしてみてください。
シャインマスカットは長期貯蔵により12月頃まで味わうことができます。すてきなデザートで、毎日の食卓も、お祝いの席も、いっそう華やかになります。大人気の品種・シャインマスカットは、ぜひ山形県産をご賞味ください。
シャインマスカット人気の秘密
実は、ぶどう品種は他のフルーツに比べて糖度の高い傾向に。 特に、シャインマスカットはぶどう品種の中でも糖度が高いことで知られています。栽培方法によっては18度〜20度近くになる フレッシュさもあり、糖度が高くても後味スッキリなのも人気の理由でしょう。
1,皮ごと食べる種なしぶどう
シャインマスカットはぶどうの中でも珍しく、皮つきでも食べられる品種です。というのも、シャインマスカットの皮は薄くて柔らかく、かつ渋みが少ないため。他のぶどう品種とは異なり、皮ごと食べてもほとんど味に変化がないためです。
シャクシャクとした食感が好きな方も多く、意外と皮つきの方が人気です。そして種が邪魔にならない種なしぶどうの良さがあります。
2,シャインマスカットの糖度は15度〜17度ほど
栽培方法によっては18度〜20度近くになることもあります。実は、ぶどう品種は他のフルーツに比べて糖度の高い傾向です。特に、シャインマスカットはぶどう品種の中でも糖度が高いことで知られています。フレッシュさもあり、糖度が高くても後味スッキリなのも人気の理由でしょう。
3,大粒ぶどう
シャインマスカットはぶどう品種の中でも1粒15gが大きいと言えます。ちなみに、1粒15gというのは、ぶどう界の巨人”巨峰”と同じくらい。子どもや女性であれば、4,5粒も食べれば十分に満足できるほどです。フルーツなのに食べ応えまであるのですから、人気になるのも納得できますね。
4独特の香りと食味
シャインマスカットは「マスカット・オブ・アレキサンドリア」に負けない香りが。マスカット香と呼ばれるもので、マスカット特有のフレッシュな香りです。店頭の前を通るとふわっと爽やかな香りが…、つい手に取りたくなるのも分かります。ちなみに、マスカットは黄色味がかってくると熟しているサインなので食べ頃ですよ。
5,王者の血統
シャインマスカットは「安芸津21号」と「白南」を品種改良したぶどうです。安芸津21号は「スチューベン」とぶどうの最高級品種「マスカットオブアレキサンドリア」を交配したぶどう。白南は「カッタクルガン」と「甲斐路」を掛け合わせて品種改良されています。どのぶどう品種も「最高級」とされるもので、シャインマスカットはまさにブドウ界のサラブレッドなのです。
シャインマスカット選ばれる訳
ブドウと言えば、ちょっと前までは大粒の巨峰か小粒でお盆に食べるデラウェアくらいしか見かけませんでした。最近では、スーパーでも数多くのぶどう品種が陳列され自由に選び放題な状態です。輸入ブドウも季節を超えてお店に並んでいます。
そんな中、ひときわ人気を集めているのが「シャインマスカット」ぶどうのコーナーではひときわ高級感が漂っています。パリッとジューシーな果肉、皮つきで食べられるので子どもから大人まで大人気です。
実は、シャインマスカットは日本だけでなく、海外でも人気沸騰中なのです。そこで、今回はシャインマスカットがなぜ人々を魅了するのか人気のヒミツをご紹介します。
シャインマスカットを産地から楽しめるお取り寄せにも出来るようになってきたので参考にしてください
皮が薄く、渋みがないため、皮ごと食べられるのもシャインマスカットの特長。種がないため、子どもも安心して食べられます。皮ごと食べられて、種なしの大粒ブドウはどう考えても魅力的です。しかも味がもっと魅力的な気品の食味となれば他を圧倒しています。
種なしの秘密は何なのでしょうか。シャインマスカットは、種無しぶどうを作る時に一般的に施される『ジベレリン処理』によって、受粉をせずに実をつけるため種がありません。種なしブドウです。
ジベレリン処理とは、ジベレリンという植物ホルモンによる処理のこと。日本人が発見した植物ホルモンです。花が満開になる前に種なしにすることを目的として一度行われ、さらに開花後に粒を大きくするという目的のために、もう一度行われています。こまめな栽培技術が駆使されています。
▼山形のブドウ栽培 シャインマスカットなどの品種