柿を冷凍保存する前に
柿を冷凍保存するときは、柿の熟度が保存のポイントです。硬めのものだと果肉がかたく解凍したときに甘さも感じなくなってしまうので、あまりおすすめしません。手で触ったときに柔らかさを感じる程度のものやそれ以上に熟してきたものが冷凍保存に理想的なおすすめの状態です。
特に熟れ過ぎかなと思うよな超完熟の柿は冷凍して食べるには最適です。それは半解凍して食べるシャーベットは果物のの中でもこれ以上のデザートはないと思うくらいの絶品です。ぜひお試しください。
やむを得ず固い柿を冷凍する場合でも冷凍保存は可能ですので色んな柿を使ったレシピがありますからお試しすることも大切になります。
柿の冷凍保存方法のねらい
冷凍する基本は完熟して柔らかくなった状態の柿を冷凍して半解凍で頂くことになります。それは、熟柿や柔らかくなってしまった柿は冷凍保存する事でシャーベットのように食べられます。
実が固く歯ごたえのある状態の柿は冷凍は出来ますが冷凍してもそう美味しく食べることはできません。中途半端な食感になってしまうのでお勧めしません。
柿は冷凍をすると、冷凍保管中に変色してしまう性質を持っています。そのため、変色が気になる場合は面倒でも熱湯などで湯通しして表面加熱をしてから冷凍保存する必要があります。
表面加熱の方法はザルやボウルをなどを利用して熱湯をかけます。加熱済みの柿は、酵素が失なわれ食感が既に変化しているため、問題なく冷凍・解凍できます。凍ったままフードプロセッサーにかけることでソースにしたりして使うことができます。
柿を丸のまま冷凍保存する方法
これは文字通り、柿を丸のまま冷凍する方法です。ヘタもついたままの状態で、柿の表面の汚れを水洗いして、冷凍専用の袋に入れて、しっかりと袋の中の空気を抜いて、そのまま冷凍庫に入れるだけです。
冷凍が終わった柿は食べる時は半解凍してヘタが付いている上の部分を蓋の様に少し切って、スプーンなどですくって食べます。
また、冷凍した柿を沸騰している熱湯の中にさっと湯通しして、皮を湯剥きすると手でむくことが出来ます、柔らかい熟柿はヘタを切り落とした状態で冷凍保存する方法もシャーベット感覚で半解凍で食べやすくなります。
柿を食べるサイズで冷凍する
この方法はまず、解凍したとき食べやすいように、生の状態で皮をむいて、食べやすい大きさのクシ切りや薄切りなどにして、種を取って、冷凍します。庄内柿は種なしなのでこの点は扱いやすくなります。
大きくカットすれば一つずつラップに包んで冷凍してもいいですし、この状態だとラップを敷いたバットなどに重ならないように並べて冷凍します。凍ってから数個ずつジッパー袋などに入れ直して保存してもいいです。このときもジッパー袋に入れるときは、しっかりと空気を抜いておくことが大切です。
フタ付きのプラスチック冷凍用器などに入れて冷凍保存することで簡単に保存できる上に、ちょっとずつ食べたい分だけ取り出しやすくなります。また、種も取ってあるので、そのままスムージーなどに利用して使うことも便利にできます。
この方法だと、丸ごとの冷凍とは違い、少し食べたいときに欲しい分だけ取り出せるので、便利です。
柿をミキサーでピューレで冷凍
まず、柿を皮を剥き、種も取り除いてミキサーにかけ、ピューレ状にして冷凍する方法です。コツは、ジップロックなどの密封袋を使う場合はなるべくかさばらないように、平たく板状にした状態で凍らせる事。また、製氷皿などを使ってキューブ状に凍らせて保存する事も出来ます。
それには意味があって、ポイントは、出来るだけ冷凍時間を短く行なうかがカギになります。また、冷凍専用プラスチック容器でも冷凍できます。小分けにすると早く冷凍出来る上に使い勝手も良くなります。
また、製氷皿を使ってキューブ状に凍らせたものを、ジッパー袋やプラスチック容器に入れて保存することもできます。
美味しく食べる解凍方法
冷凍保存した食材を解凍するときに、電子レンジを使うことが多いですが、柿の場合は電子レンジを使わないようにしましょう。自然解凍で半解凍で食べるとより美味しく食べられます。
急いで無理に溶かさず、自然解凍でじっくり融かしましょう。そのときは、半解凍状態でめし上がるのが理想です。レシピによっては他の食材を合わせたりしますので全解凍してしまうと、ドロドロになってしまいます。くちあたりも悪い食感になり美味しくなくなってしまうからです。
丸ごと冷凍した場合、室温で30分~1時間程度で半解凍状態になります。冷蔵庫では1-2時間かかります。柿の皮は食べられないので、丸ごと冷凍した場合は皮をむかないといけません。解凍されると柔らかくて、すべりやすいので、皮がむきにくいです。そんなときは、沸騰した湯にさっとつけると、柿の表面だけが解凍されるので、皮がむきやすくなります。
▼おいしさが長持ちする柿の保存方法