だだちゃ豆を上手に茹で冷凍に
これまで何度も申し上げてきた通り、だだちゃ豆は新鮮さが美味しさの命です。最高の美味しさを求めるなら「朝採れ新鮮」のだだちゃ豆でしかも本豆(晩生白山だだちゃ豆)と地元の人たちは言います。
そして、本当の朝採れだだちゃ豆を一番おいしくいただくのであればやはり新鮮なだだちゃ豆を茹ですぐ召上るのが一番です。あの茹でた時に広がる何とも言えない香ばしい甘い香りを楽しんで食べていただきたいのです。
そのためにには、茹でることも大切な要素となります。固過ぎず、柔らかすぎず、丁度良い茹で加減が大切なファクターとなります。
茹で方を誤ると、せっかくの朝採れ新鮮、白山だだちゃ豆(本豆)も台無しになるからです。茹で過ぎると風味も甘味も飛んでしまいます。
しかも、だだちゃ豆は茹でるまでは「生もの」で生きています。収穫してから出来るだけ早く、新鮮なうちに茹でるのが何よりの秘訣です。
だだちゃ豆は茹でて冷やす
2~3日保存したいのであれば茹でてから冷蔵庫で保存してください。生で保存するよりも鮮度があるうちに茹でれば2~3日冷蔵庫保存でも十分美味しくいただけます。しかし、1週間以上であれば冷凍することが不可欠。美味しいだだちゃ豆を冷凍して召上る方法を考えてみましょう。
冷凍保存する際の注意することは、茹でる時間を通常より短めに、できるだけ大きなお鍋で、煮立ってから1分くらいで火を止め硬めにゆでることが秘訣です。だだちゃ豆は茹でたら出来るだけ早く熱をさまして、冷凍用のパックに小分けにして冷凍保存します。
注意点は、通常の茹で方より硬めに茹でることです。だだちゃ豆はすぐに茹であがりますので茹ですぎ注意です。ゆで過ぎると歯ごたえと風味が飛んで美味しくなくなります。
冷凍保存するための茹で方
だだちゃ豆の新鮮採れたてを茹でた美味しい風味を持続するための茹で方にはコツがあります。その方法を一つずつご説明します。
1.洗い桶に豆を入れ、少なめの水を入れゴシゴシ強くこすります。色を良くするためとだだちゃ豆のうぶ毛を数回洗い流します。
2.豆の表面を洗い流したら、だだちゃ豆をザルに入れ水を切ります。
3.出来るだけの大鍋に豆の量の3-5倍の水を入れ、沸騰させ塩を少々入れます。鍋は噴きこぼれますから大きめのものを用意します。
4.完全に沸騰したお湯の中に水を切っただだちゃ豆を入れ、1-2分強火で一気に茹で上げます。
お湯の上に浮いた豆は菜箸で湯の中に沈めます。(全体の色を良くする)サヤが少し割れ加減(煮立ってから1~2分)になったら火を止めます。
5.引き上げるタイミングは、豆の固さを試食で確かめ、豆を硬めの状態で、引き上げます。素早くザルに上げ、たっぷりの冷水をかけるか、冷水に浸け一気に冷やします。
6.ザルを何度も振って豆を踊らせながら水分を飛ばし冷まします。うちわや扇風機などを利用して短時間で熱を冷ます工夫が大切です。
7.冷めただだちゃ豆に塩をふりかけお好みの味に仕上げます。
8.冷凍用のプラスチック容器は1食分ずつ出来るだけ小さいサイズすると冷凍しやすく、食べる時食べやすくなります。適当な量に小分けして冷凍庫に保存します。
9、冷凍しただだちゃ豆の解凍は自然解凍がいいでしょう。夏の暑い時の解凍は冷蔵庫内が無難です。
▼だだちゃ豆の美味しい茹で方 動画解説
だだちゃ豆冷凍保存 まとめ
だだちゃ豆は新鮮さが美味しさの命です。最高の美味しさを求めるなら「朝採れ新鮮」のだだちゃ豆でしかも本豆(晩生白山だだちゃ豆)と地元の人たちは言います。
しかし、どんな美味しいだだちゃ豆でも茹で方を間違うと、その本当の美味しさを引き出すことができなくなります。美味しさがなくなってしまうのも事実です。
上手に茹でることでだだちゃ豆本来の美味しさが引き出されることになります。そして、新鮮な取れたては出来るだけ早く茹でることが美味しくいただくコツでもあります。
そして、その美味しいだだちゃ豆を保存するには冷凍保存して、茹でたての美味しさを持続できる方法に挑戦してみましょう。
大事なのは、だだちゃ豆は茹で時間が短いので、準備をしっかりして固めに、手早く茹でること。少な目に小分けして冷凍すること。解凍は自然解凍して召上ること。そうすることで、美味しい、風味が豊かなだだちゃ豆が茹でたての香り楽しみながら召上ることが出来るようになります。