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温室さくらんぼ 栽培の違いとは

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ハウス栽培 無加温ハウス栽培


サクランボの栽培方法には大きく分けて2種類あります。冬に加温して収穫を早める温室栽培(ハウス栽培)と通常栽培(露地栽培)です。

 

また温室栽培の方法も3月~4月に収穫をするハウス栽培と5月~6月に収穫をする無加温ハウス栽培です。

 

 

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資料参考:山形県


 

さくらんぼ温室栽培のねらい


温室栽培は加温した温室で通常の栽培より収穫期を早める早出し栽培をねらった栽培方法を指します。一般的に加温栽培といいます。また加温しないで日射量を利用し温室の温度調整で栽培する無加温栽培も温室栽培といえます。


秋から冬に一定の期間、低温(冬)を経験させた後12月から1月頃にビニールを被覆して室内を加温して暖め春のお天気を作り出して開花、授粉を促しサクランボを収穫します。一般に温室内の温度調整で収穫期をずらしながら4月上旬から6月上旬まで収穫します。サクランボの加温促成栽培と云えるものです。5月の母の日に出荷をねらった栽培方法ともいえます。


この栽培方法のねらいの多くは、サクランボ栽培のいちばんの繁忙期である収穫期を分散させて、収穫期間を長く幅広く採ることが出来るので、慢性的な季節労働者不足の現状から考えると理にかなっています。他方、この栽培には雪の重さにも耐えられるしっかりした温室の設備と温室を暖かくするための暖房設備などの高額な設備投資が求められます。


こちらは、自然の法則に逆らって高い技術をもって栽培していきますからさくらんぼの樹には大きな負担がかかります。そのため収穫が終わるとすぐに温室の出来る限りのビニールを外して自然の中に戻してやるのです。

 

 

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温室サクランボの施設は雪の重みに耐えるしっかりした構造


 

さくらんぼ通常栽培 露地栽培


通常栽培(露地栽培)は6月中旬から7月下旬頃までが収穫の時期で自然のお天気が大きく栽培に影響を与える栽培法、露地栽培ということになります。紅さやか等の受粉用の品種に始まり、佐藤錦、7月に入り紅秀峰となります。


ほかの作物の露地栽培と違うところは、ほとんどのサクランボの露地栽培は雨除けハウスという梅雨期に収穫をむかえるサクランボの果実を雨から守る施設が必要になります。このような雨除けハウスで栽培を行なうことで防除の回数も減らすことができます。


全く雨除けハウスを使わない露地栽培もありますが、収穫期に梅雨の雨に濡れてれて品質低下となるため、その年のお天気次第でせっかく手間暇かけて栽培してきたサクランボが雨によって台無しになって、収穫できなくなったりします。


その点、雨除けハウスは、収穫期がま近かになる6月上旬にビニールをかけ、収穫が終わるとすぐにサクランボの樹が暑さで弱まらないように、収穫後すぐに外します。

自然の天候をそのまま利用した無理のない栽培方法といえます。

 

▼雨除けハウス設置率(山形県)

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参考資料:山形県


さくらんぼの雨除けハウスは梅雨期に収穫をむかえるサクランボにはすぐれもの

さくらんぼの雨除けハウスは梅雨期に威力を発揮する

 


 

温室栽培と雨除けハウスの違い 


ここでサクランボが栽培する際に使う設備について説明しておきたいと思います。何故かというと先にご説明した温室栽培に使う温室(ハウス)と雨除けハウスについて違いをはっきりさせておきましょう。


温室栽培に使う温室(ハウス)は雪の降る冬にボイラーなどで加温してサクランボの生育を早くする早出しサクランボを収穫するために使うもので、雪の重みにも耐えられるようなかなり作りも頑丈な設備の加温温室(ハウス)です。目的は温度を高く保つために使うもので、主に4月、5月に収穫するための温室栽培用の温室(ハウス)といえます。


他方、雨除けハウスは、一般的にいう温室(ハウス)ではありません。通常栽培(6月中旬から7月中旬)に使うサクランボ設備です。目的は雨からサクランボの実を守るため使われるもので、初夏の梅雨期に結実するサクランボの実が雨によって割れたり、劣化したりすることを防ぐことを目的にしています。


ですから、雨除けハウスかビニールで全体を覆うことはなく、傘のように雨からサクランボをまもるために鉄パイプで出来たものなのです。ビニールで屋根を作るものなので、側面にビニールは無く高温にならないように風通しを良くするために空いています。

 

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雨除けハウスはわりと簡単な作りサクランボを雨から守る


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冬と雪に耐える構造の温室でサクランボが育っていく。



▼さくらんぼの栽培 剪定から収穫まで

 

温室さくらんぼ 栽培まとめ


サクランボの栽培方法には大きく分けて2種類あり、温室栽培(ハウスさくらんぼ)と通常栽培(露地栽培)です。

 

さくらんぼの温室栽培は加温した温室で通常の栽培より収穫期を早める早出し栽培をねらった栽培方法。冬に温室を使ってボイラーを使って加温して春の到来を早めて開花を早めます。一般に温室内の温度調整で収穫期をずらしながら4月上旬から6月上旬まで収穫します。

 

通常栽培(露地栽培)は6月中旬から7月下旬頃までが収穫の時期で自然のお天気が大きく栽培に影響を与える栽培法、露地栽培ということになります。


ほかの作物の露地栽培と違うところは、ほとんどのサクランボの露地栽培は雨除けハウスという梅雨期に収穫をむかえるサクランボの実を雨から守る雨除けハウスの施設が必要になります。


この2つの栽培方法を使って産地、山形では早生種も入れると3月下旬~7月下旬までの4ヶ月に渡ってサクランボが収穫されることになります。

 

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